更新:4月1日 18:19インターネット:業界動向
ニコニコ動画、JASRACと音楽利用の権利処理で合意
ドワンゴ子会社のニワンゴ(東京・中央)は1日、動画投稿サイトの「ニコニコ動画」上の音楽利用について、日本音楽著作権協会(JASRAC)との間で許諾契約を結んだと発表した。ユーザーはJASRACが管理する楽曲を自分で演奏したり歌ったりした映像を自由に投稿できるようになる。権利者の許諾を得ずに投稿される映像が多いことが問題となっているが、運営者側が著作権使用料を肩代わりする形で投稿しやすくした。
ニワンゴがJASRACと合意した条件は、動画投稿サービスの広告や会費収入のうち1.875%を、著作権使用料としてJASRACに支払うというもの。料率はJASRACがヤフーやソニーなどと契約した条件と同じ。アーティスト自身が演奏するプロモーションビデオなどを第三者が許諾を得ずにそのまま投稿することはできない。JASRACは動画投稿サイトの「YouTube(ユーチューブ)」とも同様の交渉を進めている。
[2008年4月1日/IT PLUS]
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