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たばこ自販機、運転免許でもOKに…タスポ普及遅れで

 財務省は、たばこ自動販売機で成人かどうかを確認する方式について、顔写真入りICカード「タスポ」だけでなく、運転免許証による識別方法を認めることを決めた。

 タスポは事前に申請が必要なため、普及率が喫煙人口の約2600万人に対して約8%にとどまっており、新たな識別装置の導入で自販機の利便性が高まりそうだ。

 財務省は、未成年者の喫煙を防ぐため、7月以降、たばこ自販機に成人識別装置の設置を義務づける。たばこメーカーで作る日本たばこ協会は7月までに、すべての自販機をタスポによる識別装置を備えた自販機に切り替える。

 ただ、タスポは喫煙者が申請の手間がかかるため、普及が遅れている。

 このため、財務省は、新たに東京都台東区内の企業が開発した免許証を差し込んで生年月日を読み取る識別装置を既存のたばこ自販機に組み込むことを認める。

 財務省はさらに、自販機に設置したカメラで、目の周りのしわやたるみなどから成人かどうかを識別する装置についても認めるかどうか検討している。京都府の自販機メーカーが開発済みで、20歳前後など顔だけで判断しにくい場合は、運転免許証などによる確認方法と併用する。

2008年4月19日19時42分  読売新聞)
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