2008年05月07日 更新

【大相撲】白鵬に大鵬“合格点”「現役時代の私に似ている」

「昭和の大横綱」大鵬の納谷幸喜さん(左から2人目)にあいさつする白鵬(撮影・千村安雄)

「昭和の大横綱」大鵬の納谷幸喜さん(左から2人目)にあいさつする白鵬(撮影・千村安雄)

 大相撲夏場所だより(11日初日、両国国技館)横綱白鵬(23)が6日、都内の大嶽部屋を訪れ、二所ノ関一門による連合げいこに参加した。同一門出身で、元横綱大鵬の納谷幸喜氏(67)の誘いにより実現したもの。史上最多の優勝32度を誇る「昭和の大横綱」の前で、白鵬は30番連続で取り切り、“合格点”をもらった。

 納谷さんが注視するなかで、白鵬も緊張気味。土俵に入った直後には、幕内下位の白露山、再十両の若荒雄に寄り切られるなど硬さもあったが、体が温まると横綱らしさをアピール。30番のうち10番以上は胸を出し、相手の当たりを受け止め、相撲を取らせた後に、土俵へ投げつけた。納谷氏は「圧倒的な強さは感じられないが、相手をあしらうような感じ。現役時代の私に似ている」と評価した。

 白鵬の「鵬」は、育ての親の熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)が、色白な肌が似ている「大鵬のように強い横綱になってほしい」と願って付けたもの。白鵬も親しみを感じており、「うちのお父さんと1歳しかかわらない。一番アドバイスをくれる人、いいところを見せないとね。場所に向けて気持ちが高まってきた」。大横綱の“けいこ総見”で、気が引き締まった。

★大鵬の話断って朝青マイペース

 朝青龍はこの日、幕下以下の力士に胸を出す12番で終えた。肉離れの治療を施した左足ふくらはぎと腰の具合を確かめ、「2日間、はり治療したのがよかった。踏ん張りがきいた。大鵬さんから連合げいこの話はあったけど、断った。あとは初日までに1度、出げいこをしておきたいね」。急ピッチで調整を進める白鵬とは対照的に、マイペースを貫く。