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北島康介、LRで驚異的な世界新樹立/水泳

2008.6.9 05:03
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北島康介、LRで驚異的な世界新樹立/水泳
従来の記録を0秒99も更新する世界新に、ガッツポーズで絶叫する北島。LR効果を改めて証明した(撮影・森本幸一)【フォト】

 ジャパン・オープン2008最終日(8日、東京辰巳国際水泳場)北京五輪で2大会連続2冠を目指す北島康介(25)=日本コカ・コーラ=が、世界新記録を量産している英スピード社製の高速水着「レーザー・レーサー」(LR)を着用し、男子200メートル平泳ぎ決勝で2分7秒51の世界新を樹立した。宿敵ブレンダン・ハンセン(26)=米国=の従来の記録を0秒99更新する驚異的記録。大会では、3日間で北島の世界新を含め17の日本新が誕生、うち16はLRの着用選手がマークした。

 ついに出た。日本中が待っていた。8月8日開幕の北京五輪のちょうど2カ月前。北島が世界新を樹立した。

 電光掲示版のタイムは2分7秒51。宿敵ハンセンの従来の世界記録を0秒99上回る驚異的なワールドレコードだ。2分8秒84の自己記録も大きく更新したことを確認すると、エビ反りになって飛び跳ね、喜びを爆発させた。

 「このプールで出すのが夢でした。コーチもパーフェクトな泳ぎと言ってくれるでしょう。泣きそうですよ」

 その目は確かに潤んでいた。ジュニア時代から泳いでいる東京辰巳国際水泳場で、人類初の2分7秒台に突入した。北島の世界記録は03年7月のバルセロナ世界選手権以来、5年ぶり。6日の100平、7日の50平での日本新に続く快記録で、完全復活を印象づけた。

 五輪本番で外国勢が前半飛ばすことを見据え、100メートルの折り返しは世界記録を約1秒上回る過去最速ペースで入った。それでも後半もバテなかったのはLR効果が大きい。ひとかきごとに水中を滑るように泳ぎ「進んでるわ」と、推進力に手応えを口にした。

 平井伯昌コーチはLRについて「康介のようにテクニックのある選手ほど効果のある水着」と見ている。体力で劣る日本人は後半に泳ぎが崩れる場合が多いが、この高速水着は胸囲で5センチ、太ももで2センチ、尻で2センチも体を締め付け、姿勢を維持する効果がある。つまりパワー型のハンセンより、北島の方がLRの性能を最大限に引き出せる。大舞台に向け、大きな武器を手にした。

 大会では3日間で実に17個の日本新が生まれた。北島の“ダメ押し”で、日本水連は10日に着用を容認する方向。北島にはミズノと個人契約の問題が残るが、平井コーチは「違約金で済むなら払えばいい」とLRで五輪2冠を狙う構えだ。

 自らの驚泳で水着論争を吹き飛ばした日本のエースは「金メダルしか頭にない。獲れなかったら帰ってこない」と語気を強めた。これで世間の関心は、LRから、北島の2冠獲得へとシフトする。

(浅井武)

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北島康介、LRで驚異的な世界新樹立/水泳
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