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秘湯の宿、瓦礫からうめき声…「駒ノ湯温泉」捜索難航

倒壊し、日没まで捜索活動が行われた駒ノ湯温泉の建物(14日午後6時40分、読売ヘリから)

 宿泊客ら7人が取り残された「駒ノ湯温泉」。土砂に押しつぶされた建物で、宮城県警の救助隊が懸命の捜索にあたったが、日が暮れるとともに作業は山中の闇に阻まれて難航、無念の中断を余儀なくされた。

 震源に近い栗原市栗駒の駒の湯温泉郷。その一角にある「駒ノ湯温泉」には、崩れた裏山の土砂が流れ込み、1階が押しつぶされた。建物には、経営者家族の菅原チカ子さん(80)、長男孝夫さん(58)と、従業員3人、客2人が取り残されている。チカ子さんの夫の孝さん(86)と二男昭夫さん(52)は逃げ出したが、昭夫さんは胸と足の骨を折り重傷。孝さんは軽傷を負った。

 県警機動隊員8人がヘリで午後1時40分ごろ、到着。2階から穴を開けて1階に向かうと、うめき声が瓦礫の下から聞こえてきた。追加部隊も加わって捜索を続けたが、日没後の午後7時40分、二次災害の恐れがあるなどとして作業は打ち切りに。県警は15日早朝から捜索を再開する予定だ。

 駒の湯温泉郷は、栗駒山(1627メートル)の登山道の途中、標高570メートル付近にある。380年の歴史を持ち、「駒ノ湯温泉」はインターネット上で「湯量が豊富」「素朴でリラックスできる」などと書き込まれ、温泉ファンに人気だった。

2008年6月15日02時03分  読売新聞)
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