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QuakeTrance Italo Disco

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イタロディスコとは?
~始まりからユーロビートへの変化まで~


1. 成り立ち 「イタロディスコ」とは、現在のユーロビートの直接の前身であり、1970年代末にイタリアで作られ始めたディスコミュージックです。1984年にドイツ ZYX RECORDS の創業者である、BERNHARD MIKULSKI 氏によって(「THE BEST OF ITALO DISCO」というコンピレーションアルバムがリリースされたのをもって)その名が名付けられました。1970年代のアメリカのディスコミュージックをアナログシンセサイザーなどの電子楽器を用いて、イタリア人なりに作り始めたのがイタロディスコの始まりと言われていますが、1970年代末にアメリカやイギリスで(同じく電子楽器をふんだんに用いた)「ハイエナジー」が生まれたのに呼応するかのように、イタロディスコはハイエナジーの影響を受けていました。このハイエナジーの影響を受けたイタロディスコこそが、現在のユーロビートの原型となっているのです。(日本においてイタロディスコは、ハイエナジーにイタロディスコを含めていた、イギリスの音楽雑誌レコードミラーのハイエナジーチャートを基準にしていた面があることから、現在も「ハイエナジー」または「(80年代の)ユーロビート」と呼ばれています。ただし、2004年頃から初期のイタロディスコ作品を「イタロディスコ」として再評価する動きがあることは注目すべき点です。)なお、イタロディスコはヨーロッパ各国で支持され、様々な国のレーベルで作られていました。そのため、イタロディスコというジャンル名ではあるものの、原産国はイタリアに限らないのも特徴です。

2. 変化の過程 初期のイタロディスコは(本CDには収録されていませんが) I NEED LOVE /CAPRICORN、WALKMAN / KASSO、PLASTIC DOLL / DHARMA などに代表されるゆったりとしていて、良い意味でとにかくチープな音色で、暖かみのあるサウンドが主流でした。また、「シンセサイザーダンス」と呼ばれるインストゥルメンタルに近い作風のイタロディスコ・派生ジャンルも誕生。KOTO、CYBER PEOPLE、HIPNOSIS、LASER DANCEなどのアーティストが活躍し始めます。(シンセサイザーダンスはイタロディスコシーンの流れにあまり影響されずに独自の方向へ歩んでいきます。2005年現在でも1980年代のスタイルを色濃く残し、スイスのHYPERSOUND PRODUCTIONSを中心にシンセサイザーダンスの新作がリリースされ続けています。)その後、1980年代半ばになりますと、よりボーカルに主軸を置き「Aメロ、Bメロ、サビ、間奏」という分かりやすい、現代のユーロビートの基礎ともなるスタイルが主流となってきます。1985年~1987年はまさに黄金期で、数々のヒット曲、名曲が生まれていきました。本CDではこの黄金期にスポットを当てることで、ヨーロッパにおけるイタロディスコの代表的な名曲、ヒット曲をご紹介します。

3. そしてユーロビートへ 1980年代末になると、ヨーロッパではイタロディスコは徐々に衰退を始めます。多くの作家やレーベルはイタロディスコを作らなくなっていきました。しかし、日本のディスコシーンでは(当時、ハイエナジーやユーロビートと呼ばれていた)イタロディスコは人気絶頂。MAURO FARINA など、一部のイタロディスコの作家たちが日本にターゲットを絞って曲を作り始めることになります。これが、イタロディスコがユーロビートへと変化したターニングポイントと言えるでしょう。ここから日本のディスコ・クラブシーンがイタロディスコをユーロビートとして育てていく歴史が始まり、現在のユーロビートへとつながっていくのです。(これ以前にも日本ではユーロビートという言葉は使われていましたが、それはイギリスの音楽雑誌レコードミラーが、ハイエナジーチャートをユーロビートチャートと改名したことに依存した使われ方であり、その実態は当時ヨーロッパ各国で作られていたイタロディスコのことでした。)

これは私の持論ですが「イタロディスコへの日本のマーケットの影響力が強まり、そのサウンドに変化の兆しが見え始めた1980年代末期の作品から」が、本当の意味でのユーロビートの始まりではないでしょうか。ほぼ日本のみで親しまれていた1990年代以降のユーロビートが、インターネット時代を迎えたことで、日本以外の国々でもユーロビートという名前や存在が知られ、楽しまれ始め、海外にユーロビートファンサイトが出来るようにさえなった、「ユーロビート」という名の音楽の現状は、日本人がイタロディスコに与えた影響なしにはありえなかったことなのですから。

SEブンブンダラー (DANCE GROOVE)



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2006/02/02

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