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新興不動産会社ピンチ サブプライムの影響で破綻相次ぐ (2/2ページ)
このニュースのトピックス:商品市場
同様に不動産関連融資の絞り込みを理由に、スルガコーポレーションなど上場不動産の破綻が相次いでいる。建設業界にも余波はおよび今月、北陸トップクラスのゼネコン、真柄建設が破綻した。
ただ日本銀行の調べでは、20年3月期の金融機関の不動産業界への期末貸出残高は57兆8887億円で前年同期比7506億円増加。業界関係者は「融資そのものが減っているのでなく、融資先の選別が厳しくなっている」と指摘する。
一方、マンションの大量売れ残りやオフィスビルの空室率上昇など業界を取り巻く環境は厳しい。新興不動産の株価も下落しており、18日もダヴィンチ・ホールディング(ヘラクレス)が連日のストップ安を付けた。当面、厳しい逆風は収まりそうにない。