大学生よ、サークル貴族を目指せ!

text by  善良な市民(惑星開発委員会)



 突然だが、君は今の大学生活に満足しているだろうか? 大学時代は人生で一番自由時間があって、可能性に満ちている。けれど、いざ30代、40代になっ てみると「大学時代が一番楽しかった」という人は意外と少ない。「高校の頃の方が不自由だったけれど充実していた」と答える人がほとんどだ。なんでこんな ことになってしまうのか? ポイントは「人間関係」にある。大学の人間関係は、はっきり言って希薄だ。高校までは、毎日、それも一日中顔を合わせる「クラ ス」があって学校のしくみが無理矢理友達を作ってくれる。でも、大学は違う。クラスなんて名目上のものだし、学校行事も申し訳程度しかない。これまで特に 意識することなくクラスの雰囲気に身を任せていれば友達ができた人も、大学では意外と苦戦してしまう。そこで、大抵の学生は「サークル」に入る。そうしな いと友達ができないからだ。だが、ここに落とし穴がある。こうやって「なんとなく」サークルに入った奴は大体ロクな目にあわない。

 どんな人間関係でもそうだが、サークルに入って2ヶ月もすれば、自然とその中で序列ができてくる。ハッキリ言おう。この段階で、「いい位置」「おいしい キャラ」をゲットできなかった奴はそのサークルをやめた方がいい。サークルは階級社会だ。まず中心メンバーとしてサークルを支配する階級が2〜3人いる (サークル王族)、そしてその周囲で、それなりにいい位置にいる階級が数名いる(サークル貴族)、サークルを楽しめるのはこの階級までだ。恋愛も基本的に この上から2階級の間で行われる。残る「いじめられはしないけど数合わせの域を出ないメンバー」(サークル平民)と、「いじられキャラ」「パシリ」を強要 される階級(サークル奴隷)はサークルで楽しい思いをするよりストレスを感じることの方が多い。だが、大抵サークルをやめてしまうと友達がいなくなってし まうのが怖くて、ズルズルといつまでもすがりついてしまう。

 もし君がこれからサークルを選ぼうとしている新入生なら、自分のコミュニケーション能力と権謀術数で、3年生になったときにリーダーになれそうなサーク ルを選ぶべきだ。自分でも主役になれるレベルのサークルまで、レベルを落とすべきなのだ。無理をして、自分より役者が上の人が集まるサークルを選んでしま うと、君はサークルという舞台でみじめな端役しかもらえずに、いじけて4年間過ごすことになりかねない。恋愛なんて夢のまた夢だ。
 そして君が既にそんな「端役しかもらえずいじけている」サークル構成員ならば、今すぐそのサークルをやめるべきだ。アルバイト先、専攻のゼミ、別のサー クル等いくらでも他に舞台はあるはずだ。安心していい、君が今そのサークルを去っても、端役の替わりなんて他にいくらでもいる。そのサークルの連中は、心 の底では君のことなんかなんとも思っていない。いじけてアウトロー気取りになるのも論外! 粘り強く、自分の居場所を探した方がいい(ただしネット・政 治・宗教系には要注意!)。

 そして、これが重要なのだが常に「心の置き場」となる人間関係(舞台)は2つ以上確保しておくこと! 人間の悩みなんて80%人間関係だ。ひとつの共同 体(舞台)にその80%をすべて預けてしまうのは、リスク分散的にマズイことはすぐわかるはず。4年間しかない大学生活、どうせだったら主役を張って生き なきゃソンだ。そして、こういうことをちゃんと分かっている奴だけが、サークルという弱肉強食の舞台でオイシイ思いが出来るのだ。せめて「サークル貴族」 を目指してがんばれ!