ウラジオストック。8月17日。ノーボスチ通信社。アナトリー・イリュホフ。
ロシア野生自然世界基金極東支部の報道官エレナ・スタロスチナはノーボスチ通信社に、ウラジオストックの環境団体とジャーナリストは国際自然保護同盟の発行するレッドブックに記録される極東の豹についての長尺(1本で上映時間をまかなえる)記録映画「挑戦を止めた」を作成したと伝えた。
2007年始めに行なわれた学術調査の最新資料によると、世界にはこの優雅な動物は40種以下しか残っておらず、その殆どすべてが沿海地方に生息しているとのこと。学者の評価によれば数年間はその数は変化がなかった。2003年に2匹が登録されていたが、本年、登録員が子持ちの4匹の雌豹を発見した。
映画は、豹の生息群を維持するために、豹が生息するロシア政府の国家保護区域「ケードロヴァヤ・パージ(西洋スギの分泌液)」、禁猟区「バールソヴイ(豹)」そして「ボリソフシキー・プラート(ボリソフ高原)」を一つの自然特別保護区に統合させる嘆願することで終了する。
スタロスチナは「学者たちによれば、保護区域と2つの禁猟区を1つに統合すれば、ユニークなそして非常に数少ない極東の豹を集団を維持することが可能になるとのことだ」と述べた。
学者たちは、極東の豹の生息分布圏を拡大することは、密接な協力が必要だが、隣国中国の領土でも可能だろうと判断している。現在、中国では、複数の生態的及び教育的計画が遂行されており、ロシアと中国国境に特別保護区が設立された。
極東の豹は、沿海地方の南にしか生息していない世界でも最も珍しい野生猫だ。以前には沿海地方の殆ど全域に住み、アムール川の中流に出現し、中国や北朝鮮で見かけたが、現在は、豹が住む面積は全部で40万ヘクタール以下に減少している。