CEATEC JAPAN2004閉幕――18万人が来場

　「次世代ＤＶＤ規格の行方は？」「薄型テレビの各社の最新動向は？」「最先端の携帯型情報端末の開発状況は？」――最先端のパソコン、デジタル家電、ネットワーク機器が一堂に集まる「ＣＥＡＴＥＣ　ＪＡＰＡＮ２００４」が、千葉の幕張メッセで９日閉幕した。エレクトロニクス、情報通信分野の総合展示会として今年で５回目の開催となり、電機メーカー、通信会社、ソフト会社など、国内外から728社が参加した。台風の影響で最終日の９日は13時閉会となり、会期中の来場者数は18万人となった。>> 続き

• 薄型ディスプレー「ＳＥＤ」披露に行列――東芝、キヤノン共同ブース
• ソニー、１セグメント放送対応携帯電話に熱い視線
• 進化するＳＤカードがネットの中心に――松下電器産業
• 薄型化を追求した62インチ型リアプロジェクション――三菱電機
• シャープ、65型の液晶テレビを発表――モバイル放送向け端末も展示
• ブルーレイ　VS　HD DVD、展示はHD DVDの圧勝？
• 高速応答を可能にした液晶ディスプレー――日本ビクター
• 富士通、首にかけられる携帯など試作機９種――世界初の静脈認証技術も
• パイオニア、パソコン向けのブルーレイディスクのドライブが注目
• ホームネットワーク相互接続規格の本命？――世界初、ＤＬＮＡ対応製品のデモ展示
• ＮＴＴドコモ、企画系端末に注目集まる――燃料電池、参考出品の端末も登場
• 燃料電池、ＲＦＩＤリーダーなど携帯の未来像示す――ＫＤＤＩ
• おサイフケータイ、エディカードで簡単入場――イベント来場者管理にエディ利用
• 携帯型デジタル放送受信端末に「有機ＥＬ」搭載――東芝
• ハイビジョン映像のネットワークを――日立製作所
• ＮＨＪ、未発表の携帯音楽プレーヤーを多数展示
• 映像軸に双方向の通信サービスを展開――ＮＴＴグループ
• ＮＥＣ、ＲＦＩＤの利用例一堂に――無線LANとFOMAのデュアル携帯「N900iL」試作機も
• 三洋電機、地上デジタル放送対応携帯電話の試作機

  講演・パネルセッション

ユビキタス社会は日本がリード――中村邦夫松下電器社長

　松下電器産業の中村邦夫社長は開幕基調講演で『「技術立国・日本」が創るユビキタス社会』と題し、日本の技術の発展とユビキタス社会を迎えるにあたっての課題・方向性について語った。>> 続き

自由なコンテンツ利用が消費者のニーズだ――ルイス・バーンズ　インテル副社長

　「"データの流れ"は止めることができない」――初日２人目の基調講演に立ったインテルの副社長兼デスクトップ・プラットフォーム事業本部長のルイス・バーンズ氏は、コンテンツの自由な流通とそれを実現する権利保護技術のための業界横断的取り組みこそが、ＩＴの市場拡大にとって重要だと強調した。>> 続き

大競争時代、生き残るには経済価値と感動価値を高めよ――安藤国威ソニー社長

　本格化したデジタル家電時代、企業はどうすれば成功するのか。「効率性やスピードを重視した『経済価値』、そして使いやすさやユニークさを示す『感動価値』の両方を創造しなければいけない」――ソニーの安藤国威社長は、ここ数年同社が提言している「ユビキタス・バリュー・ネットワーク」を引き合いに、家電競争がますます激しくなる時代に生き残っていくヒントを語った。>> 続き

企業とのコラボレーションで独創的なサービスを――中村維夫・ＮＴＴドコモ社長

　中村維夫・ＮＴＴドコモ代表取締役社長は、基調講演で『「生活インフラ」への進化を遂げる携帯電話』と題し、携帯電話市場や同社のサービスについて話した。>> 続き

リビングルームに置くWindows機を披露――マイクロソフト　最高技術責任者　古川享氏

　パソコンのＯＳとして君臨しているWindowsを人が意識しない形で家電にも――。マイクロソフト最高技術責任者の古川享氏は、パソコンと家電が融合する中で、マイクロソフトはパソコンと家電を意識しないで済む世界を構築しようとしているというメッセージを送った。>> 続き

ブルーレイ・ディスク、優位性示す――パネルディスカッション「Blu-ray Discのすべてを語る」

　第２日目の最終セッションでは、パネルディスカッション「Blu-ray Discのすべてを語る」と題し、ブルーレイ・ディスク陣営の各社の責任者が集まり、ブルーレイ・ディスクの現状や今後の方向性について話した。>> 続き