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民主・小沢代表の秘書逮捕 規正法違反の疑い 東京地検

2009年3月3日18時31分

写真:民主党・小沢代表の資金管理団体の事務所があるマンションに家宅捜索に入る東京地検の係官ら=3日午後5時13分、東京都港区、越田省吾撮影民主党・小沢代表の資金管理団体の事務所があるマンションに家宅捜索に入る東京地検の係官ら=3日午後5時13分、東京都港区、越田省吾撮影

 国内で多額の裏金を作っていたとされる準大手ゼネコン「西松建設」(東京)の政治献金に絡み、東京地検特捜部は3日、小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の会計責任者で、小沢代表の公設第1秘書を務める大久保隆規容疑者(47)、西松建設前社長の国沢幹雄容疑者(70)=外国為替及び外国貿易法違反の罪で起訴=ら計3人を、政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いで逮捕し、東京都港区の陸山会など関係先の捜索に乗り出した。

 特捜部の調べでは、大久保秘書は03〜06年、実際は西松建設の政治献金であることを知りながら、陸山会の政治資金収支報告書に、西松建設のOBが代表を務めていた政治団体「新政治問題研究会」(95年設立、06年解散)と、「未来産業研究会」(98年設立、06年解散)から計2100万円の寄付を受けたとする虚偽の記載をした疑いなどが持たれている。

 西松建設元幹部などによると、西松建設は社名を出さずに国会議員の政治団体に献金する仕組みを作り、OBが代表の政治団体を通じて国会議員側に資金提供をしていたという。

 政治資金規正法は、他人名義での献金や政党側以外への企業献金を禁止している。

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