肥満やメタボリックシンドロームなどの未病状態になっている人は、「わかっているけどやせられない」と悩んでいる人は少なくない。いざ減量しようと食事療法や運動療法をはじめても「続かない」と、道途中でドロップアウトしてしまう人も多い。そんな人でも、楽しみながら改善できるコツを、糖尿病の専門医でもある、国立病院機構西埼玉中央病院医療情報部長・臨床研究部長の成宮学先生に教えていただきました。
高脂血や高血糖、高血圧などを特徴とするメタボリックシンドロームにならないために最も重要なことは肥満防止だ。メタボリックシンドロームが内臓脂肪症候群と呼ばれるように、特におなかの内臓脂肪が増えると要注意だ。肥満防止の基本はバランスのとれた食事と運動だが、キノコに含まれる繊維の一種のキノコキトサンが内臓脂肪の代謝に関係することが分かってきた。【小島正美】