静岡市は26日夜、市内に住む7歳の男児が新型インフルエンザに感染していることが確認されたと発表した。静岡県内で感染者が出たのは初めて。
静岡市の説明では、男児はフィリピンで生活してきたが、父親の実家がある同市内に転居するため22日、両親、妹2人とともに中部国際空港に到着。23日にレンタカーで市内に入り、24日は終日、家にいたという。
男児は25日に発熱し、26日朝には熱が40度に上がったため受診し、遺伝子検査で感染が確認された。4歳の妹1人も熱を出しており、簡易検査の結果はA型陰性だった。2人とも容体は安定しているという。【松久英子】
毎日新聞 2009年5月27日 東京朝刊