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日中歴史共同研究が突然の再延期、理由は?

 4日に予定していた日中両国の有識者による歴史共同研究委員会(日本側座長・北岡伸一東大教授)の報告書発表が再び延期されることになった。

 中国側が3日朝になって突然伝えてきたもので、「技術的な理由」だとして、詳細な説明を避けているという。外務省は3日、延期を「遺憾」とする報道発表を出した。

 中国の対応について、日本政府関係者の間では「委員会では、日中戦争など微妙なテーマも扱ってきた。鳩山新政権の対中政策を見極めてから発表した方が無難と判断したのだろう」との見方が出ている。

 また、中国は建国60周年となる10月1日の国慶節を控え、国内世論の動向に神経をとがらせており、「報告書発表で世論を騒がす恐れがあると見て先送りしたのではないか」(委員会関係者)との指摘もある。

2009年9月4日00時17分  読売新聞)
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