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黒澤明文化振興財団:「記念館」建設計画の財団、寄付3億円不記載--07年度決算

 佐賀県伊万里市に「黒澤明記念館」の建設を計画している黒澤明文化振興財団(黒澤久雄理事長)が、県に提出した07年度の決算報告書に、約3億8800万円とされる寄付金を記載していなかったことが分かった。県は07年度末段階で寄付金の総額が約2億8000万円あったと把握しているが、報告書に記載された現金などの流動資産は約140万円だけだった。さらに、01年度には基本財産の預金4000万円を取り崩した際、理事会の承認を得ていなかったことも分かった。

 財団は99年設立。記念館建設を目指し01年から寄付金を募った。目標額は19億円で、09年11月に行った市への報告では約3億8800万円が集まったとした。同年12月には財団の田畑稔常務理事が市と市議会に「寄付金は凍結(保管)している」と報告していた。

 しかし、県に提出された07年度決算報告書では、現金や預金などの流動資産は約140万円だけ。黒澤監督直筆の絵コンテ(6000万円相当)を含む固定資産は1億3800万円で、資産から負債を引いた純資産は約9000万円だった。

 伊万里市は、市内に記念館を建設する権利の購入などで、既に財団側に約3億5100万円を支出している。塚部芳和市長は「寝耳に水。説明を受けて議会と共に対応したい」と話している。記念館は約1万4000平方メートルの市有地に複合施設4棟を建設する計画。監督の生誕100年にあたる10年開館を目指すとしている。

毎日新聞 2010年1月31日 東京朝刊

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