California wine by the Glass Promotion

グラスの中に吹くカリフォルニアの風

 ワインがフランスのものというのは過去の話。アメリカは近い将来、消費でも生産でも、世界一のワイン大国になりそうです。

 アメリカのワイン生産の中心はカリフォルニア州。全体の90%を占めます。その強みは、ブドウ栽培に適した気候です。年間の日照量が多く、収穫期に雨が降りません。生産地は南北に伸び、海沿いの涼しい土地から、内陸の乾燥した畑にまで広がっています。

 産地の気候や地勢にあわせて、多彩な品種が栽培されています。ボルドーワインで知られるカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、ブルゴーニュで有名なピノ・ノワール、シャルドネ、ローヌ品種のシラー……フランスの真似ではない、個性あるワイン造りが各地で行われています。

 日本でリメイクされた映画「サイドウェイズ」では、主演した小日向文世さんや鈴木京香さんが、有名産地ナパヴァレーのワイナリーを巡りました。個性的なワインを楽しむ場面を覚えている人も多いでしょう。

 アメリカ国内でワイン消費が増えている理由の一つは、多彩なワインを料理に合わせて楽しめるからです。人気の寿司には、さわやかなソーヴィニヨン・ブラン、豪快なステーキにはカベルネ・ソーヴィニヨン、フライドチキンにはシャルドネやピノ・ノワールなど、ワインと料理の合わせには無限の組み合わせがあります。

お気に入りのワインを見つけにレストランへ

 そうなると、一度の食事で多くのワインを楽しみたいのが人情というもの。サンフランシスコのレストランでは、バイ・ザ・グラスというサービスを積極的に取り入れています。手ごろな値段で、いくつものワインを楽しめて人気です。

 このバイ・ザ・グラス。実は日本でも広がっています。和食からイタリアン、フレンチまで、様々なジャンルの料理店が導入しているのは、カリフォルニアワインの懐の深さを示しています。

 日本では4月1日から、首都圏、関西圏、名古屋の約230軒で展開されます。バイ・ザ・グラスをわが国に浸透させたワインインスティテュート日本事務所(堀賢一代表)が主催するもので、今年で16回目となります。

 店によっては、ワンコインからワインを楽しめるチャンス。あなたのお気に入りを見つけに出かけて、カリフォルニアの青い空と心地よい風を感じてみませんか。

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