自由の女神:観光地に出現、景観論争に 函館

2010年6月20日 11時4分 更新:6月20日 13時13分

歴史的建造物が並ぶ函館・元町に立つ「自由の女神」。後方は函館山=2010年6月17日、近藤卓資撮影
歴史的建造物が並ぶ函館・元町に立つ「自由の女神」。後方は函館山=2010年6月17日、近藤卓資撮影

 洋館などの歴史的建造物が並ぶ北海道函館市元町の中心部に出現した「自由の女神」像が、景観論争を巻き起こしている。一帯は市都市景観形成地域に指定されており、住民らは撤去を要求。市は是正に向けた指導をする構えで、建てた業者も従う意向だが「教会や寺院がよくて、なぜ自由の女神はいけないのか」と不満も漏らす。【近藤卓資】

 女神像は高さ約6メートルの強化プラスチック製。今月5日、市内でカニなどを販売する「マルキタ北村水産」(北村暢一社長)が店の前に設置した。店舗2階にあるカラオケや将棋などができるフリースペースの「モニュメント」だという。近くには函館山ロープウェイ、ハリストス正教会、カトリック元町教会などの観光名所がある。一帯で工作物を建てるには市条例に基づく届け出が必要で「周囲の景観と調和がとれたもの」とされている。

 設置後、市には地元町会などから6件の撤去や是正を求める要望書が提出された。北村社長は「設置届も提出し手続きに問題はない」と反発するが、話を聞いたうえで、是正に応じる姿勢も示している。

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