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暴走:タクシーが歩行者らはねる 7人軽傷 大阪・道頓堀

道頓堀の繁華街のビルに突っ込んだタクシー(奥)。手前はタクシーが走った太左衛門橋=大阪市中央区で2010年7月8日午前3時41分、小川昌宏撮影
道頓堀の繁華街のビルに突っ込んだタクシー(奥)。手前はタクシーが走った太左衛門橋=大阪市中央区で2010年7月8日午前3時41分、小川昌宏撮影
事故現場付近略図
事故現場付近略図

 8日午前1時半ごろ、大阪市中央区道頓堀1の繁華街で、タクシーが暴走、次々と歩行者らをはね、道頓堀商店街の飲食店案内所に突っ込んだ。この事故でタクシー乗客の女性2人を含む男女計7人が手足や顔を打つなどの軽傷を負った。大阪府警南署の調べに、タクシーの牧野元一運転手(73)は「急にエンジンの回転数が上がり、ブレーキを踏んでも利かなかった」と説明しているという。同署で詳しい原因を調べる。

 同署によると、暴走したのは、鳩タクシー(堺市北区百舌鳥梅町1丁)のタクシーで、道頓堀川北側の宗右衛門町方面から道頓堀交番前を南下。歩行者専用の太左衛門(たざえもん)橋(幅4メートル)を通って、そのまま直進し、ビル1階の飲食店案内所に突っ込んだ。乗客の女性2人(23歳と32歳)のほか、橋の上などにいた歩行者5人(21~48歳)が軽傷。「時速60キロくらい出ていた」との目撃証言もある。

 牧野運転手は同署に「交番の北側約20メートルでエンジンの回転数が急に上がった。橋の欄干に車体を当てにいったが止まらなかった」と証言。「3日ほど前も車に同じ異常があり、会社に修理を頼んだ」と話している。

 一方、鳩タクシーは取材に「運転手からの申告を受けてエンジンの回転を調整する部品を交換した。迷惑をかけて申し訳ないが、整備不良はありえない」と説明。この運転手は10年以上の乗務経験があるという。

 現場は「かに道楽」などがある大阪・ミナミの繁華街の中心部。【田辺一城、安藤龍朗】

毎日新聞 2010年7月8日 11時39分(最終更新 7月8日 12時09分)

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