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朝鮮学校授業妨害:「児童対象、許せぬ」 在特会抗議、刑事事件に /京都

 ◇朝鮮学校側弁護団

 京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)に対する「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の「抗議行動」が刑事事件に発展した10日、学校側の弁護団が中京区で会見を開き「警察が着手し、児童や保護者も安心したと思う」と述べた。

 弁護団によると、京都地裁が3月に学校近辺での演説を禁止する仮処分決定を出した後も、在特会側は複数回繰り返し、登下校の児童を保護者が引率するなど警戒していたという。弁護士の一人は「表現の自由を隠れみのに、子供を対象にデモをすることは許されない」と非難。金志成(キムチソン)校長は「子供たちが安心して健やかに育っていけるよう願っている」とのコメントを出した。

 一方、学校側が隣接の公園を校庭代わりに使ったとする都市公園法違反容疑で捜査を受けていることに関し、弁護団は「学校関係者から問題ないと聞いているが、コメントする立場にない」とした。

 ◇公園の使用に、京都市が指導

 在特会が抗議の理由に挙げた京都市立の児童公園。管理する市南部みどり管理事務所などによると、設置の2年後、隣接地に開校した同校が間もなく公園を使用し始めたという。

 市は昨年2月、地域住民から指摘を受け、公園内にあるサッカーゴールや朝礼台などを同校の所有物と確認。都市公園法に基づく設置許可をとっていないため撤去するよう指導していた。

 市は「50年以上たっており、どういう経緯で使用が始まったか不明。現在は撤去されており、学校が地域住民らと譲り合って使うことは問題ないのだが」としている。

毎日新聞 2010年8月11日 地方版

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