産経ネットショップ

愛用品になる商品を

　英国人は物を大切にします。１年半ですが英国で暮らした私の実感です。住宅、家具、車、電化製品にいたるまで、とにかく長く使います。新しいものは良いものだと必ずしも考えないのが、とても新鮮でした。英国人が好むのは、居心地のよい（cozy）空間。間接照明の淡い光の下では、新品でなく、愛用品が映えるのです。

　特集したMUCUのボールペンには、cozyな空間がよく似合う。良い物を長く使うのを好む製作者の思いからは、愛用品という言葉が浮かびます。商品が愛用品になるとき、製作者も販売者も使用者も、うれしい気分になれます。

　産経新聞のショッピングサイト「産経ネットショップ」が、オープンしました。数多の商品が世に溢れていますが、愛用品としてそばに置いたり、使い込むほどに味わいの出るものは多くありません。作る人の思いを大切にし、買う人が満足できる商品を、私どもは提供したいと願っています。ご期待ください。(H)