DIARY


『立体ピクロス』開発後記 vol.2

2009 / 04 / 20岡田  企画ディレクション

みなさん、こんにちは。『立体ピクロス』のアシスタントディレクターを
担当しました岡田です。

このハル研ウェブサイトのダイアリーを書くのはまだ2回目なのですが、
それもそのはず、実は僕、去年の4月に新卒入社したばかりなのです。
入社してすぐに新人研修が4カ月程ありましたので、『立体ピクロス』の
プロジェクトに関わったのは、実質わずか8カ月弱ということになります。
最近では、次世代機などの普及によって開発規模が拡大し、開発期間が
2年や3年を超えるという話もよく聞く中で、入社して1年以内に商品の
発売に携われるということは、まさに、千載一遇のチャンスだったなぁ、
と今だからふと思えるのです。

そんなわけで、今回、初めてアシスタントディレクターという仕事に関わった
中で感じたことを紹介したいと思います。

先に言ったとおり、『立体ピクロス』は自分が研修直後に配属された
プロジェクトでした。
当時は、いくら研修でミニゲームを制作したとはいえ、商品の制作となると
格段に重みは違い、配属当初は不安だらけだったのを覚えています。
その理由の一つとしては、去年入社した同期の中でも、唯一自分だけが
この『立体ピクロス』のプロジェクトに配属になったという事があります。
また、このプロジェクトが開発の終盤であることを知らされていたので、
全枠がほぼ出来上がってしまっているプロジェクトで、自分がどんな仕事を
任されるのか、実際に任された仕事を全うできるのか……など、とにかく
色々な不安がありました。

しかしながら、ディレクターを始め、プロジェクトチームの皆さんと話すことで、
配属当時にいろいろと不安を抱いていた自分が馬鹿らしく思えてくるくらい、
皆さんがゲームに対して純粋に考えていることを知り、自分もがむしゃらに
できることを全部注ぎ込もうと決意を新たにしました。
チームに入った当初は、早く仕事とチームに慣れられるよう、小さい仕事を
こなしながら徐々に自分にできることを探して提案していきました。
そうしているうちに、いくつかのパートの仕様を任されるようになりましたが、
自分なりにあれこれ考えて色々と試行錯誤することで、いつしか不安も
解消されていきました。

また、作業を進める上で、何か行き詰まったり、わからない事があったりした時も、
先輩から適宜アドバイスをもらうなど、密にコミュニケーションを取ることが
できたのはとても心強く、そのひとつひとつが勉強になりました。
この、仕事を進めてく上でコミュニケーションが重要であるということは、
新人研修の合同ミニゲーム制作でも学んでおり、それを肝に銘じながら
今回のプロジェクトに臨んでいましたが、相手の意図を正確に汲み取り、
また、自分の意見を相手に分かるように正しく伝えるという事の難しさと
大切さを、実際の仕事において感じられたのは貴重な経験になったと思います。

気づけば桜も青葉に変わり、『立体ピクロス』の発売からも一月が経ちました。
これからもたくさんの方に遊んでいただけるよう願いつつ、入社2年目も頑張って
いきたいと思います。

PAGE TOP