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パナソニック:リチウムイオン電池、国内生産拠点を半減へ

パナソニックのリチウムイオン電池工場=大阪市住之江区で2010年3月25日、岩崎誠撮影
パナソニックのリチウムイオン電池工場=大阪市住之江区で2010年3月25日、岩崎誠撮影

 パナソニックが携帯電話やパソコンなど電子機器向けのリチウムイオン電池の国内の生産拠点を12年度末までに半減し、4カ所に集約することが29日、分かった。10年に稼働した住之江工場(大阪市)の増産投資も中止する。再編に伴い人員も減らす見通し。同時に、中国での生産比率を3~4年後をめどに現在の1~2割から約5割に引き上げ、価格競争で先行する韓国・サムスングループなど海外勢に対抗する。

 生産拠点は現在、パナソニック3カ所、子会社の三洋電機の5カ所の計8カ所。三洋の京都工場(京都市)を来年3月に閉鎖、パナソニックの和歌山工場(和歌山県紀の川市)も充電池用の基幹部品を残して来年に生産を終える。パナソニックの守口工場(大阪府守口市)と三洋の洲本工場(兵庫県洲本市)は、既に生産を中止した。また、住之江工場で予定していた2期工事を中止し、関西電力から借りている用地も返還する方針。当初、1、2期で計1000億円の投資を計画していたが、600億円にとどまる。

 一方、中国では12年4月に蘇州市に新工場が完成予定で、既存の3工場(北京、無錫、蘇州)も生産能力を引き上げる。投資総額は550億円。現地の安価な部材の調達を進めて生産コストを約3割下げる。ただ、ハイブリッド車(HV)向けは技術流出防止のため国内生産を継続する。【宇都宮裕一】

毎日新聞 2011年9月29日 11時01分(最終更新 9月29日 13時35分)

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