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『キングダム』、『聖剣2』、『クロノ』、『FF』……数々の名曲の調べがここに! “Symphonic Fantasies Tokyo”開催

ゲーム
2012年1月7日、東京・上野の東京文化会館にて、スクウェア・エニックス作品の楽曲をオーケストラで奏でるコンサート“Symphonic Fantasies Tokyo - music from SQUARE ENIX”が開催された。

●3年の時を経て、日本で凱旋公演!

 2012年1月7日、東京・上野の東京文化会館にて、スクウェア・エニックス作品の楽曲をオーケストラで奏でるコンサート“Symphonic Fantasies Tokyo - music from SQUARE ENIX”が開催された。

 このコンサートは、2009年にドイツ・ケルンで行われたコンサート“Symphonic Fantasies - music from SQUARE ENIX”の日本凱旋公演。指揮はこの公演のために来日したドイツ人指揮者エケハルト・シュティーア氏、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団だ。

 “Symphonic Fantasies”では、1曲ずつ演奏する形式ではなく、18分にも及ぶ組曲を作り、その組曲でゲーム全体を表現する形を取っている。今回は、『キングダム ハーツ』シリーズ、『聖剣伝説2』、『クロノ・トリガー』&『クロノ・クロス』、そして『ファイナルファンタジー』シリーズを表現する組曲が演奏された。

 なお、本公演は2012年1月8日昼にも行われる。8日の昼公演に行く予定の人は、公演を観終わってから下記のリポートを読んでほしい。


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1.Fanfare Overture 作曲:ヨンネ・ヴァルトネン(Jonne Valtonen)
コンサートは、本公演のアレンジャーのひとりである、フィンランドの作曲家ヨンネ・ヴァルトネン氏が作曲した序曲からスタート。これから始まる名演と、その背景に拡がる冒険の数々を予感させるファンファーレだった。


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2.FANTASY I : キングダム ハーツ 原曲作曲:下村陽子
◆構成曲
Dearly Beloved(キングダム ハーツ)
Sora(キングダム ハーツII)
Hand in Hand(キングダム ハーツ)
Kairi(キングダム ハーツII)
The Other Promise(キングダム ハーツIIファイナルミックス+)
Happy Holidays!(キングダム ハーツIIファイナルミックス+)
A Flight to the Death(キングダム ハーツII)

最初に披露された組曲は、今年でシリーズ10周年を迎える『キングダム ハーツ』シリーズの組曲。この組曲には、2010年に行われたコンサート“Distant Worlds”(リポートはこちら)にも出演したピアニスト、ベンヤミン・ヌス氏が参加。この組曲の聴きどころは、ロクサス戦で流れる『The Other Promise』、そしてシリーズ作品のタイトル画面で流れる『Dearly Beloved』だろう。オーケストラと、ベンヤミン・ヌス氏のピアノが奏でる旋律に、来場者全員が聴き入った。『Dearly Beloved』のメロディーは、シリーズを象徴するものとして、組曲の冒頭と最後にも演奏された。


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3.FANTASY II : 聖剣伝説2 原曲作曲:菊田裕樹
◆構成曲
天使の怖れ
少年は荒野を目指す
永劫回帰
予感
呪術師
薔薇と精霊

昨年20周年を迎えた『聖剣伝説』シリーズ。今回は、シリーズ作品を代表して、田中弘道プロデューサーがもっとも好きな作品として挙げる聖剣伝説2』の組曲が演奏された。特筆すべきは、オーケストラと東京混声合唱団のコーラスが奏でる「天使の怖れ」。『聖剣伝説2』で最初に流れるこの曲を聴いて、画面がじょじょにスクロールし、マナの樹の全景が表れるさまを想像したファンも多いだろう。コーラスとオーケストラが見事に調和していた「薔薇と精霊」にも心動かされた。このほか、組曲の冒頭と最後で、身体、声、楽器を使って、自然のざわめき・震えが表現されていたのが印象的だった。


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4.FANTASY III : クロノ・トリガー/クロノ・クロス 原曲作曲:光田康典
◆構成曲
予感(クロノ・トリガー)
CHRONO CROSS~時の傷跡~(クロノ・クロス)
クロノ・トリガー(クロノ・トリガー)
やすらぎの日々(クロノ・トリガー)
王国裁判(クロノ・トリガー)
疾風(クロノ・クロス)
運命に囚われし者たち(クロノ・クロス)
遥かなる時の彼方へ(クロノ・トリガー)
魔王決戦(クロノ・トリガー)
カエルのテーマ(クロノ・トリガー)

クロノ』シリーズ2作品の組曲には、ダルブッカ(中東の太鼓)を演奏するパーカッショニストのロニー・バラック氏が参加。バラック氏の演奏が印象的だった曲としては、『クロノ・クロス』のオープニング曲である「CHRONO CROSS~時の傷跡~」と、『クロノ・クロス』のバトル曲「疾風」を挙げたい。バラック氏のすばやく動く指先から奏でられるメロディーに、ファンは皆大いに惹き付けられた。また、記者が個人的にオーケストラで聴くことができて感動したのは、ミゲル戦で流れる「運命に囚われし者たち」。バトル曲とは思えない、弦楽器の音が切なさを引き立てる名曲だ。

5.FANTASY IV : ファイナルファンタジー 原曲作曲:植松伸夫
◆構成曲
プレリュード(ファイナルファンタジー)
闘う者達(ファイナルファンタジーVII)
片翼の天使(ファイナルファンタジーVII)
チョコボのテーマ(ファイナルファンタジー)
迷いの森(ファイナルファンタジーVI)
ビッグブリッヂの死闘(ファイナルファンタジーV)
オープニング・テーマ(ファイナルファンタジー)
オープニング ~爆破ミッション(ファイナルファンタジーVII)

ファイナルファンタジー』シリーズからは、おもにV・VI・VIIの楽曲が演奏された。本公演で演奏された組曲の中で、もっとも遊び心のある編曲となっており、「片翼の天使」が始まるな……と思いきや「チョコボのテーマ」が演奏され、「オープニング・テーマ」になった……と思いきや、またもチョコボが顔を表すなど、観客を驚かせる工夫が至るところに施された組曲だった。なお、こちらの組曲でも東京混声合唱団のコーラスを堪能することができた。


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▲アンコール前には、アレンジャーのロジャー・ワナモ氏、ヨンネ・ヴァルトネン氏、作曲家の菊田裕樹氏、光田康典氏が登壇し、コンサートの感想を語った。下村陽子氏と植松伸夫氏は残念ながら欠席だったが、ふたりから来場者へ送られたコメントが朗読された。

6.Final Boss Suite (アンコール曲)
◆構成曲
Destati(キングダム ハーツ)
子午線の祀り(聖剣伝説2)
世界変革の時(クロノ・トリガー)
片翼の天使(ファイナルファンタジーVII)
魔導士ケフカ(ファイナルファンタジーVI)
妖星乱舞(ファイナルファンタジーVI)

アンコールは、各作品のラスボスメドレー。ベンヤミン・ヌス氏、ロニー・バラック氏、東京混声合唱団もふたたび登壇し、聴きどころたっぷりのメドレーを演奏した。ここでも「片翼の天使」の旋律に「魔導士ケフカ」の旋律が入るなど、遊びごころのあるアレンジがされていた。


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 “Distant Worlds”に続き、海外で生まれた“日本のゲーム音楽のコンサート”が、日本でも行われるというのは、非常に喜ばしいことだ。今後も世界各地でゲーム音楽が愛され、公演が行われることを願いたい。また、海外の熱に負けないくらい、日本のファンがゲーム音楽を愛し、日本で活発にコンサートが行われるようになってほしいとも願う。昨年行われた4starオーケストラのような、新しい試みが今後も増えていってほしい。それに、今年は『ファイナルファンタジー』シリーズ25周年ということだし、何かコンサートが行われると……期待したいのですが、どうでしょうか、スクウェア・エニックスさん?

 なお、スクウェア・エニックスからは、ドイツ公演のライブ音源を収録したCDが発売中。残念ながら本コンサートのチケットを取れなかったという人は、ぜひこちらをチェックしてみよう。


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