設備に不備?板で窓塞いだ客室も…火災ホテル13日午前7時頃、広島県福山市西桜町1の「ホテルプリンス」から出火、鉄筋コンクリート(一部木造)4階建て約1360平方メートルを全焼、隣接の美容室(約220平方メートル)を半焼した。 宿泊客ら男女10人が病院に搬送され、うち男性3人、女性4人の計7人が死亡。女性客2人と女性従業員(75)が重傷を負った。県警福山東署は身元確認を急ぐとともに、防火設備などに不備がなかったか調べる。 県警は7人の犠牲者が出たことを重視。出火原因を幅広くとらえ、事件の可能性も含めて容疑者不詳のまま、殺人容疑で現場の検証令状を請求、捜査を進める。 ホテルは同市内の有限会社の経営で、1967年から営業。60年からあった木造建物(2階建て)に68年完成の鉄筋の建物(4階建て)をつないだ構造で、2階に客室12室、3階に6室があり、1階はフロントや 犠牲者の多くは一酸化炭素(CO)中毒で死亡したとみられ、県警は、煙に巻かれて逃げ遅れたとみている。ほかの宿泊客4人は無事だった。消防団員の話では、窓の部分を内側から板で塞いでいた客室もあった。廊下に窓はなく、ホテル内に煙が充満し、救助にも手間取ったという。 福山市は87年以降、計5回、ホテルに対して非常照明設備や排煙設備などに不備があるとして是正指導していた。 (2012年5月14日01時26分 読売新聞)
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