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石川のニュース 【8月15日02時48分更新】
白山・笠間に新駅構想 北陸新幹線
構想では、新駅は、事業費をすべて地元が負担する「請願駅」でなく、国が3分の2を 負担する通常の新幹線駅が想定されている。白山市が自民党の協力を得て構想案をまとめ 、県、国交省、JR西日本などに実現を要望していく。 北陸新幹線の駅と駅の間隔は、小松―加賀温泉間が14・6キロ、加賀温泉―芦原温泉 間が16・2キロなのに対し、金沢―小松間は27・2キロと長い。JR加賀笠間駅周辺 は金沢―小松のほぼ中間に位置しており、大規模な無料駐車場を設けることで、白山市、 能美市郡だけでなく金沢市南部、野々市市からの利用者も見込む。 周辺には工業団地が多く、白山市などは、新駅設置が企業誘致にもプラスに働き、波及 効果が広域に及ぶとして超党派での協力を求めていく。県内の他の3駅と違い、市街地で はないことから、実現すれば、周辺地域で大規模開発が進む可能性がある。 白山市では、白山総合車両基地に「JR白山駅」(仮称)として新幹線・在来線乗り場 を設置する案が浮上していたが、8日に開かれた「白山駅整備促進・まちづくり推進市民 会議」の総会で、新幹線乗り場の実現は難しいとの見方が大勢を占めた。旗振り役だった 森喜朗元首相も事実上断念する意向を明らかにしたが、今回の新駅構想はその代替案で、 しかも車両基地内でなく本線上にある本格的な新幹線駅となる。
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