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「カーペンターズは進行中」 デビュー40周年に兄語る

2009年4月30日

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写真「日本のファンは世界でも特別に熱い」と語るリチャード・カーペンター=御堂義乗氏撮影

 エバーグリーンという言葉がふさわしい米国の兄妹(きょうだい)デュオ、カーペンターズ。デビュー40周年を記念し、日本のファンの投票で40曲を選んだベスト盤「カーペンターズ40/40」(ユニバーサル)が22日に発売され、オリコンチャートで初登場3位と変わらぬ人気ぶりを見せた。監修にあたった兄のリチャード・カーペンターが今回の企画について語った。

    ◇

 カーペンターズは69年にデビュー。70年のシングル「遥(はる)かなる影」が全米チャート1位になり、その年に初来日している。「イエスタデイ・ワンス・モア」「シング」などの大ヒットで世界的なスターとなったが、妹でボーカルのカレンが83年、病気のため32歳で亡くなった。

 「カレンにとっても私にとっても、日本のファンは特別だ。ヒット曲だけでなく、あらゆる曲を愛してくれるマニアが大勢いる。今に至るまで温かく応援してくれている」。62歳のリチャードはそう語る。

 40周年の企画は今のところ日本だけ。今回のベスト盤はインターネット上でファンが好きな曲を投票。結果を元にリチャードが40曲を選んだ。

 「うれしかったのは、シングルヒットはしなかったが、個人的に好きな曲が選ばれていたこと。『リーズン・トゥ・ビリーブ』とかね」。65年にフォーク歌手、ティム・ハーディンが発表した曲だ。「シンプルな美しさが、カレンの声質に実に合っているんだ」

 カーペンターズの曲の大半はリチャードが作曲したが、デビューシングル「涙の乗車券」はビートルズ、「ソング・フォー・ユー」はレオン・ラッセル、「遥(はる)かなる影」はバート・バカラック、と代表曲にはカバーも多い。

 「時を超えたカレンの歌声がどんな曲も我々のものにしてしまう。多くはメロディー、ハーモニーを自分たちなりに変えるけど、バカラックは別格だ。彼は作曲家だけでなく素晴らしい編曲者。十中八九、ベストのアレンジをしているから、自分たちはほとんど手を加えていない」

 今回は高音質のSHM—CDで発売した。「録音当時のスタッフも一流だったが、最新技術によって、新しく、より素晴らしい姿によみがえった。カレンはいないが、カーペンターズはまだまだ進行中のプロジェクトなんだ」(西正之)

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