チームA

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チームA」(teamA)は、AKB48で一番最初に結成されたチーム。

目次

チームA

特徴

  • 「This is AKB48」とまで言われた、AKB48の「原点」にして「顔」のチーム。[1]
  • チームカラーはピンク。
  • 2006年4月、当初の構想であった「一軍、二軍制度」が見送られ、1期生がAチーム。2月のオーディションに合格した2期生がKチームとしてスタートする事になった。ちなみに「チーム○」を「○チーム」と呼ぶのは現在では誤りだが、実はチーム創設時は「○チーム」と呼んでいた。2006年6月~7月頃にかけて、現在のような「チーム○」に変更された。
  • 厳密には、チームAが創設されたのは2006年4月だが、これだと分かり難くなっていまうため、現在では2005年12月がAの創設とされている。2005年12月~2006年3月まで1期生が行っていた公演も、今では便宜的に「A1st」と呼んでいる。
  • チームAの特色は、王道アイドル系。[2]
  • メンバーは、スター性が高く、マイペース、個人の主義を尊重する人物が多いのが特徴。チームのモットーは「自由」という超・自由主義なチームだった。[1]
  • 選抜常連組をはじめ、人気のあるメンバーが数多く所属し、「スター軍団」[1]「スーパースター集団」[3]などとも呼ばれた。第1回総選挙では、1~8位のうち6人がチームAのメンバーから選出され、ランキング上位を独占した。
  • AKB48のインディーズデビューシングルの『桜の花びらたち』から10thシングル『大声ダイヤモンド』までは、ほとんどの曲がチームAの公演曲からシングルカットされたもの。秋元康「シングルはチームAから生まれがちだったものが、以降はAKB48全体から生まれる様になりました。これはつまり、A・K・B各チームの実力が拮抗してきて、特定のチームに頼る必要が無くなったという事の表れなんだと思います」と語っている。[4]少なくとも秋元の中では、2008年10月頃までは“チームA”が他のチームより特別だったという事である。
  • メンバー間の絆が強かったチームKに比べると、チームAは団結力が弱いとも言える。その原因を浦野一美はこう分析する。「それまで『AKBは1軍2軍制。お互いがライバル』と言われてきたから、『仲良くしちゃいけない』っていう考えがみんなの中にあったと思うんです。そもそも『全員がライバル』と教わったチームAと、最初から『チームAを追い越せ』って言われて団結してたチームKっていう違いに、そのルーツがあると思うんですよね」。
  • だがお客さんがまったく入らないというグループ結成時の一番過酷な状況を、「みんなでなんとかしよう」と乗り切り、さらに2期生が入ってくる事で「チーム制」が導入。自分たちは「チームA」という一つのグループになり、「チームK」という共通のライバルも現れた事により、結束力を高めていった。
  • 小嶋陽菜「自由な人たちの集まりなんですけど、やる時はやるのがチームA」。[1]
    高橋みなみ「Aは自由奔放だから、ルール的なものは無い」。[5]
    AからKへ移籍した板野友美は、新チームのKを運動系の部活とたとえ、古巣のチームAは「吹奏楽部」と評している。それは「それぞれが上手く自分の音を出して、結果としてハーモニーが出来るという感じ」から。[3]
  • チームK秋元才加のイメージ。「一人一人が力を持っているメンバーが多いので、一人一人が輝いてて、個人で立っている感じがする。バスケで言うと、一人一人が自分のポジションをやる事によって成り立っているチーム」[6]
    チームB柏木由紀のイメージ。「チームAは“個人のチーム戦”だと思うんですよ。個人個人がしっかりしていて、でもそれがまとまった時のパワーはすごいです」[6]
  • チームKのファンがチーム全体を応援するようなタイプだとすると、チームAのファンはあくまでメンバー個人個人を応援する者が多い。戸賀崎は野球で例え、チームKのファンが阪神ファンなら、チームAのファンは巨人ファンだと言っている。[6]
  • 円陣での掛け声は
    「(せーの) いつも 感謝 (せーの) 冷静丁寧正確に AKB48!」
    「せーの」は高橋みなみの担当。高橋「19:00時開演だったら、18:50には円陣を組みたいので、だから30分前からずっとカウントする。『5分前』『30秒前』みたいな。超細かい」[5]

歴史

2005年

  • 12月8日、1期生20名がデビュー。

2006年

  • 2月26日、2期生が合格。
  • 3月28日、当初予定されていた「一軍」「二軍」制度は見送り、「Aチーム」と「Kチーム」というチーム制になる事を発表(創設時はチームAではなかった。右記の画像も参照)。
  • 4月15日、2nd公演より1期生は「Aチーム」として活動を開始。
  • 6月、「Aチーム」から「チームA」に呼び名が変更。
  • AKBに存在する2つのチームは、いつしかライバル関係に。前田敦子「チームAとチームKはライバルでした」[6]
  • 9月29日、チームの組替え発表を行うと告知。
  • 10月25日、メジャーデビューシングル『会いたかった』をリリース。元々はチームA2ndの公演曲であったが、歌を担当するメンバーは、AとKから“選抜”される。
  • 11月4日、AKB初のコンサートで、チームAとチームKのメンバーをシャッフルする「ばら組・ゆり組」構想を発表。メンバーは泣き崩れ。ファンからも賛否両論。アイデアを出したのはもちろん秋元康だが、戸賀崎によると「AとKの血が混じる事について、それぞれのチームを応援してきたファンには抵抗がある。ただ、AのファンとKのファンがあまりにも対立しているから、一度シャッフルしてファン同士の交流をさせようというのが秋元さんの判断」[6]

2007年

  • 5月24日、発表から半年後、突如公式ブログで「みなさん、ついにお待ちかねのひまわり組の初日が決定しました」と発表。「花が違うじゃん!」とファンからツッコまれる。[6]
  • 7月1日~11月30日、チームAとKの合同チーム「ひまわり組」で「僕の太陽」公演を行う。
  • 12月8日、2nd Stage「夢を死なせるわけにいかない」公演初日。

2008年

  • 4月19日、ひまわり組2nd「夢を死なせるわけにいかない」千秋楽。
  • 4月20日、A4th「ただいま恋愛中」をリバイバル公演。元のチームAに戻る。

2009年

  • 8月23日、コンサート「組閣祭り」で再びチームシャッフルを行うと発表。再びメンバー阿鼻叫喚。

2010年

  • 5月27日、何度か延期されたA5th「恋愛禁止条例」千秋楽をもってチームA解散。ここまでを現在では「旧チームA」と呼ぶ。
  • 7月27日、A6th「目撃者」初日。「新チームA」または「新生チームA」始動。

2010年

  • 1月、3チームの中で最も公演数が少なく、この7ヶ月間で行われたのはわずか17公演。

メンバー

結成メンバー

TeamA_2006_4.jpg
2006年4月頃のチームA。
結成メンバーから宇佐美が卒業し、
篠田が加入した状態。

加入

昇格

異動

卒業

新チームA

特徴

  • 2009年8月の武道館コンサート『組閣祭り』で、一部メンバーを除いて、チームA・K・Bのメンバー組み替え、チーム内キャプテン制の導入、4名のSDN48への完全移籍(=AKB48からの卒業)、研究生12名の大量昇格などが発表された(実際昇格したのは11名)。
  • キャプテンには高橋みなみが就任。
  • 発表と実際の変更点。研究生鈴木まりやはチームAへ昇格予定だったが、翌2010年2月、昇格先がチームBへと変更。
  • 新チームAのデビューは2010年7月27日。組閣発表当初は、2009年10月から新体制で公演を行っていくと発表していたが[7]、『AKB歌劇団』などにより12月に延期された。しかし12月になっても新チームの公演は始まらず、2010年にはメンバー総出演ドラマ『マジすか学園』により再び延期。[8]ようやく、新チームKは3月に、Bは5月に開始。チームAは6月19日が初日の予定だったが、メンバーのメディア出演が多くなり、万全の体制で初日を迎えることが出来ないとして7月15日に延期。さらに、楽曲制作、振り入れ等の公演製作を完成させることが出来なかったとして7月27日に再延期された。これで全てのチームが新体制での活動を開始したが、発表から再始動するまでに、既に1年近くが経過していた。
  • 3チームの中で一番旧チームの色が残っているのが新チームAで、6名が旧チームAからの残留。
  • 高橋によると「良い意味でも悪い意味でも丸い、おだやかなチームだと思います。私としては気を遣いすぎて自分が出せないのは良くないと思うので、ありのままの自分でいられるチームにしていきたい! そしていざという時には一致団結できる強さを持っていきたいなと思います」
  • 円陣での掛け声は、
    「(せーの)冷静丁寧正確に(やりたい事やってるか?)Yes,sir.(チーム)A!」
    ()内はキャプテン高橋みなみの担当。

メンバー

結成メンバー

225
結成時(2010年7月)の新チームA。

旧チームからの残留

Kから異動

Bから異動

研究生から昇格

異動

なし。

卒業

なし。

脚注・出典

1. ^  AKBINGO!』第37回より。
2. ^  『女神のマルシェ』 10/07/09
3. ^  『AKB48総選挙公式ガイドブック』より。
4. ^  『AKB48ヒストリー』
5. ^  『今夜は帰らない…』 09/02/14
6. ^  『QuickJapan』 Vol.87
7. ^  http://ameblo.jp/akihabara48/entry-10327639895.html
8. ^  http://news.livedoor.com/article/detail/4525830/

関連項目


AKB48
チームA 岩佐美咲 | 多田愛佳 | 大家志津香 | 片山陽加 | 倉持明日香 | 小嶋陽菜 | 篠田麻里子 | 高城亜樹 | 高橋みなみ | 仲川遥香 | 中田ちさと | 仲谷明香 | 前田亜美 | 松原夏海
チームK 秋元才加 | 板野友美 | 内田眞由美 | 梅田彩佳 | 大島優子 | 菊地あやか | 田名部生来 | 中塚智実 | 仁藤萌乃 | 野中美郷 | 藤江れいな | 松井咲子 | 松井珠理奈(SKE兼任) | 峯岸みなみ | 宮澤佐江 | 横山由依
チームB 石田晴香 | 河西智美 | 柏木由紀 | 北原里英 | 小林香菜 | 小森美果 | 佐藤亜美菜 | 佐藤すみれ | 佐藤夏希 | 鈴木紫帆里 | 鈴木まりや | 近野莉菜 | 増田有華 | 宮崎美穂 | 渡辺麻友 | 渡辺美優紀(NMB兼任)
チーム4 阿部マリア | 市川美織 | 入山杏奈 | 岩田華怜 | 大場美奈 | 加藤玲奈 | 川栄李奈 | 島崎遥香 | 島田晴香 | 高橋朱里 | 竹内美宥 | 田野優花 | 永尾まりや | 仲俣汐里 | 中村麻里子 | 山内鈴蘭
研究生 10期生:伊豆田莉奈 | 小林茉里奈 | 藤田奈那
11期生:小嶋菜月 | 名取稚菜 | 森川彩香
12期生:大森美優 | 佐々木優佳里 | 平田梨奈 | 武藤十夢
13期生:相笠萌 | 岩立沙穂 | 梅田綾乃 | 大島涼花 | 岡田彩花 | 北澤早紀 | 篠崎彩奈 | 髙島祐利奈 | 光宗薫 | 村山彩希 | 茂木忍
14期生:内山奈月 | 岡田奈々 | 小嶋真子 | 西野未姫 | 橋本耀 | 前田美月
主な元メンバー 大島麻衣 | 浦野一美 | 佐藤由加理 | 中西里菜 | 野呂佳代 | 大堀恵 | 小野恵令奈 | 奥真奈美 | 平嶋夏海 | 米沢瑠美 | 指原莉乃 | 前田敦子
シングル 桜の花びらたち | スカート、ひらり | 1.会いたかった | 2.制服が邪魔をする | 3.軽蔑していた愛情 | 4.BINGO! | 5.僕の太陽 | 6.夕陽を見ているか? | 7.ロマンス、イラネ | 8.桜の花びらたち2008 | 9.Baby! Baby! Baby! | 10.大声ダイヤモンド | 11.10年桜 | 12.涙サプライズ! | 13.言い訳Maybe | 14.RIVER | 15.桜の栞 | 16.ポニーテールとシュシュ | 17.ヘビーローテーション | 18.Beginner | 19.チャンスの順番 | 20.桜の木になろう | 21.Everyday、カチューシャ | 22.フライングゲット | 23.風は吹いている | 24.上からマリコ | 25.GIVE ME FIVE! | 26.真夏のSounds good! | 27.ギンガムチェック | 28.UZA
アルバム SET LIST ~グレイテストソングス 2006-2007~ | 神曲たち | SET LIST ~グレイテストソングス 完全盤~ | ここにいたこと | 1830m
テレビ AKBINGO! | ネ申テレビ | 週刊AKB | 有吉AKB共和国 | AKBとXX! | なるほど!ハイスクール
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アニメ AKB0048
劇場公演 チームA: A1st「PARTYが始まるよ」 | A2nd「会いたかった」 | A3rd「誰かのために」 | A4th「ただいま恋愛中」 | A5th「恋愛禁止条例」 | A6th「目撃者」
チームK: K1st「PARTYが始まるよ」 | K2nd「青春ガールズ」 | K3rd「脳内パラダイス」 | K4th「最終ベルが鳴る」 | K5th「逆上がり」 | K6th「RESET」
チームB: B1st「青春ガールズ」 | B2nd「会いたかった」 | B3rd「パジャマドライブ」 | B4th「アイドルの夜明け」 | B5th「シアターの女神」
ひまわり組H1st「僕の太陽」 | H2nd「夢を死なせるわけにいかない」
チーム4: 41st「僕の太陽」
コンサート 2006年:ファーストコンサート「会いたかった ~柱はないぜ!~」
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関連項目 秋元康 | 戸賀崎智信 | 芝幸太郎 | 窪田康志 | 牧野アンナ | AKS