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第5回 私、待つわ、いつまでも待つわ 〜オンライン始めました

みなさん! バケラッタ!

えーっ……どんな、テンションかよくわかりませんが、今回もよろしくお願いいたします。
さて、前回はセンの古城戦でしたが、アイアンゴーレムを余裕で倒して、光の輪を調べて着いた場所がアノール・ロンドです。

発売前から仕事でプレイしてきて約3ヵ月が経とうとしているのですが、長いあいだひとりで遊んでいたために、 すっかりオフラインでのプレイが体に染みついてしまい、 なかなか、マルチプレイに踏み切れませんでした。
ゲーム開始から、現在、中盤あたりかと思うのですが、 ここでやらないと、また、オフでクリアーしかねないので、 アノール・ロンド到着を機会に、マルチプレイを試してみることにしました。

とは言え、最初はテストから。えー、何しろ始めてなもので、 ちょっと戻って、最下層のボス、貪食ドラゴンのお手伝い当たりが 打倒ではなかろうか? と考えました。
そーです! ヤツには、今回、8回連続で負けたという恨みがありますので、 テストついでに、敵討ちをしようということです。
そんなワケで、下水部屋の篝火まで戻りまして、さっそくトライしました。

「えーっと、召喚してもらうときには、ソラールにもらった、 白いサインろう石を使う。□ボタンでっと……これでよし! あとは待つのみ。」
「ふーむ。たしか、床にはいっぱい召喚サインが並んでいるんだよなぁ。
いまは、自分からは見えないけど、ふーむ。ふーむ。ふーん?」
「しかし、召喚する人から見れば、けっこうな数が表示されているわけだから、 ボクのを選んでくれないかもしれないな……。
じゃあ、場所を変えて……、これで、よし!」
「……いや、篝火に近すぎても何だしなぁ。出口の近くのほうが……。
これで、よし! いや、ちょっと待てよ……。
貪食ドラゴンの部屋の入り口の前のほうが、よくないか?
  じゃ、場所を移動するか……。これで……よし。」

……と、ちっとも落ち着かないまま、時間を費やし、 けっきょくソラールの召喚サインのとなりあたりの位置に配置しました。
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待つこと、15分程度
来ましたーっ! 「召喚されてます」のメッセージが。
「おおっ! これが始めて見る呼び出した人の世界! 見た目は同じだー! 
目の前には、色つきの人がいて、ボクは白く光っている。
あれ? ボクの足音がしないぞ。ああ、霊体だからか」と、軽くナットク。
「まず、最初に挨拶しなくちゃ。ええっと、ジェスチャーだったよな。
○ボタンで、コントローラーをナナメに振る……と、 あわわわっ……"呆れ"てしまった!! 
なしーっ! いまの、なしでー!」

さて、センの古城をクリアーしたボクの戦闘能力状況ですが、 楔石の大欠片を購入できるようになっているワケで、 長い刀の、物干し竿を10段階まで強化。
前回は、生贄刀の+10で、勝利しましたが、 その後、さらに時間を掛けて作っていたのです。
そして、愛用のジグラの槍(正式名称はデーモンの槍)の強化も+3。
さらに忘れちゃいけない、陰の主役! 
呪術の火の強化が完了。2段階目の+5! コイツが秘密兵器で、 最高まで高めてあるのです。
クラーナからの呪術も、不死の魅了以外は購入済み。
全部買っちゃうとクラーナが、いなくなっちゃって、 最後に貰える呪術が貰えなくなっちゃうし、なにより寂しいので、 ひとつだけ残しました。

「よし! この状況、準備万態! 今度は負けない! 
……いや、慢心はいかん。慢心が命取りなのはもう学んだので、 ……今度は、負けない!」

最初は物干し竿でガシガシ斬ってお手伝いしていたのですが、 シッポが切れたのをいいことに、呪術の火の玉攻撃に切り換えました。
相手の死角から、ズボーン! ズボーン! ズボーン! シャツゥ! (シャツ?)と 火の玉をドンドン投げ込みます。
削れる量が明らかに大きい。大成功! 
「なんだよー、自分のときもコレでやればよかったんじゃないか?」 と呆れつつ。結果、圧勝。
みんな無事生還です。……ボクはあっさり、戻っちゃったけど。
「挨拶くらいしたかったな」と思いますが、 また、呆れたジェスチャーだったらヤなので これでよかったことにしておきましょう。
マルチプレイの初陣はこうして無事終わりました。
そのあとも調子に乗って、センの古城のアイアンゴーレム戦の前に陣取り、 お手伝いを10戦ほどやりました。
ここでも火の玉が炸裂!!
こうして人間性が溜まっていきますが、アイテムのほうじゃないので、 いつ落とすか心配です。
落とさないうちに注ぎ火して回るのがイチバンですね。
使ってから、またやりましたけど。
写真は、センの古城でのマルチプレイです。
すみませんねー。貪食ドラゴン戦のときのは、 画面撮影がうまくいってなかったのです。がっくし。
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さて、前置きはこれくらいにして(……前置きぃぃぃー!?)
今回の本題に入ります。

えー、最下層の下水部屋の篝火のそばに突っ立ったまんま、 喫煙室へ一服しに行きました。
当然、オフのときはよくやっていることです
そして、15分くらいして机に戻ってきたら、 信じられない光景が目の前にありました。
ボクのキャラクター(呪術師、女性、ポニーテール、推定年齢17歳、 好きな食べ物は白玉あんみつ)の目の前に赤い色をした姿の騎士が突っ立っているのです。
「何かなー? この変な風景は?」
そうです、席を外しているあいだに、闇霊が侵入していたのです。
でも、闇霊も困っていたのでしょう。
両手をブラっと下げて突っ立っている呪術師が篝火の前にボーっと立っていたわけですから。
「倒すべきか、倒さざるべきか?」と考えている様子。
で、けっきょく闇霊は、ボク(アタシ)が動き出すのを待っていてくれたのです。
彼の動きを見てボクは、そうと判断すると、 さっそくコントローラを持って操作開始。
こちらも不意打ちができますが、さすがにそれはできませんよねー。
一歩下がって一礼しました。
すると、相手も気が付き、一歩下がって一礼。
ボクが盾を構えて素振りをし、相手も素振り、そしてまた一礼で、 (何ふたりでペコペコしてるんだろ)
試合(試合?)開始となったのです。
……結果はあっさり。ボクの負けでした。
負けたときの画面の中に、彼が一礼して去っていくのが見えました。
「なぁーんて、すがすがしい後ろ姿だろう!
彼が特別なのだろうか? それともこの世界では こういうルールができているのだろうか?」
そんなことを考えていました。

……後日。性懲りもなく(反省しろよ)、
また、キャラを篝火で立たせたまんまで喫煙室へ……。
帰ってきたら、亡者になっている自分と、目の前に緑の球体の血痕が……。
「そりゃそうだ。これがフツーでしょうよ」と妙にナットク。
無法地帯のロードランでは、こっちが正解でしょう。
でも、礼儀正しい彼とのエピソードは、オフラインでは味わえない何かを 確実に残してくれました。ありがとうウルトラマン。
そしてボクは、いま、オンのときに離席するときは、 必ずゲームを終了させるようにしています。
これは、彼から学んだこと。めいわくかけちゃいけません。
「会話ができないマルチプレイのシステムだからこそ、 態度とボディーランゲージで伝わることがあるのだな」と、発見した次第です。

blog04_01ねー? たまには、いいエピソードも書くでしょ。
ゲっしまった! アノール・ロンドを忘れてた(笑)
もう、書く時間がないっ!!


そんなところで、また来週に続きます。
みなさんに炎の導きを……。

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Profile

画像:ノンマルト小林
ノンマルト小林

ファミ通メディア編集部所属。以前『Demon's Souls(デモンズソウル)』のエンターブレイン内におけるプロジェクトマネージメントを担当し、本作も担当に。週刊ファミ通の攻略から攻略本まで、よくいえば手がける、平たく言えば、お手伝いしている。アクションゲームはヘタだが知恵で乗り切る。1962年生まれ。