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大野いと
すべてを出し切るまでやらせていただいた

伝えられなかった思い、取り返しのつかない後悔──。人間の愛と絆を様々なドラマで描く『ツナグ』。リレーインタビューの最終回は大野いとが登場!親友と気持ちがすれちがったまま事故で死んでしまう御園奈津役を好演した彼女に、今作でつかんだという女優としての思い、そして憧れの女性像について聞いた。Q&Aではある秘密(!?)が明かされます!

そういう経験がなかったので悩みました

──敏感に揺れる女の子同士の友情を表現する役というのは、すんなり入っていけましたか? 【大野】 台本を読んだときに、御園は嵐(橋本愛)より理解しやすい役なのかな、と思ったんです。でもひとつだけ、難しいと思ったところがあって。うれし泣きのシーンなんですけど、私は嬉しくて泣いた経験がなかったので、この撮影のときは悩みました。気持ちを作っていくというか、高めるために音楽を聴いたりしながら役に集中しようとしていました。

──どんな音楽を聴いていたんですか? 【大野】 えー恥ずかしいな(笑)。たくさん聴いていたんですけど、うーん……例えばドリカムとかGReeeeNとかです。本番までずっと聴きながら、イメージをふくらませていました。

──御園と嵐が再会するシーンでのやりとりは、言葉にできない独特の迫力がありました。 【大野】 平川監督からたくさんアドバイスをいただいて、何十テイクも重ねたシーンです。「ちゃんと心で感じて」と言われて、愛ちゃんともいろいろ話し合いをしながら、じっくり撮影していくことができました。この頃から自分のなかでお芝居への向き合い方が変わったような気がします。

──この作品が、女優としてのひとつの転機になったということですか? 【大野】 そうだと思います。本来はよくないのかもしれないけれど、私たちがちゃんとできるまで、何度も何度もカメラを回していただけたんですね。いつもなら撮り直しって焦るんですけど、今回は反対に安心感があって。そのおかげで、集中してお芝居を続けることができて、すべてを出し切るまでやらせていただけました。

外に誘い出してほしいです(笑)

──御園は嵐に対して憧れも抱いていますよね。大野さん自身の憧れの女性像ってどういう人ですか? 【大野】 人生をすっごく楽しんでいる人は、いいなって思います。どんどん外へ遊びに出かけてアクティブに動ける人。私はインドアな性格なので、少しでも休みがあったら寝たいって思っちゃうんです(笑)。人生100年だとしたら、50年は動いていないんじゃないかって思うくらい、本当によく寝ていて……。だからアウトドアな人に外に誘い出してほしいです(笑)。

──誘われたらどんなことをしたいですか? 【大野】 どこかの街を探検するだけでもいいです。知らない場所に行くのが好きで、ひとりでもよく行くんです。だから、そういうことを誰かと一緒にできたらうれしいですね。今回撮影の合間に、愛ちゃんとはカフェに行ったりもしていたんですよ。台本の読み合わせがメインだったんですけど、たまにプライベートな話をしたりもしていました。

──橋本さんとはモデル仲間でもありますよね。 【大野】 そうなんです。だから共通の話題も多くて。ちなみに愛ちゃんは、ゆっくりしゃべるんですけど、その雰囲気がかわいいんです!

──ふたりともタイプはちがうけど、ふんわりした口調が似ていますよね。それでは最後に、改めて大野さんの言葉で作品の魅力を教えてください。 【大野】 私はこの映画に出演することができて本当によかったと思っています。題名の通りに、人と人とのつながりがどれだけ大切かっていうことがわかる作品です。友だちや家族のありがたみ、自分のありがたみも感じることができると思います。切なくて思わず涙が出る部分もあるけれど、「もっとたくさんの人と話そう」っていう風に、温かい気持ちになれるので、ぜひ劇場でご覧ください。

(文:奥浜有冴/撮り下ろし写真:片山よしお)

“ツナグ”連載 Q&Aリレー

キャストを“ツナグ”Q&Aリレー!前回の[From 桐谷美玲]→[To 大野いと]の質問への回答は……。

◆桐谷美玲からの質問
いとちゃんは、ファッション誌のモデル仲間なんです。いとちゃんが入ってきたときからずっと思っていたんですけど、いつからそんなに身長が伸びたんですか?私はもうちょっと伸びたかった〜。今からでも伸びたい(笑)!いとちゃんが何を食べて、どうやってそんなにスクスク育ったのか教えてください!

◆桐谷美玲への回答!
美玲さんの身長が女子の理想ですよ〜。私、何でこんなに伸びちゃったんでしょうか(笑)。たぶんですけど、お父さんが背が高いからなのかもしれない。……あ!でも小学生のときにすっごく食べていたので、そのせいかも?

◆[From 大野いと]→[To 橋本愛]への質問は……。
セブンティーンで「モテナイズ」というモテないモデルが集合する企画があるんですけど、最初は愛ちゃんもモテナイズに入っていたのに、いつの間にか卒業しちゃってたんです。私は卒業できずにいつのまにか生徒会長に(泣)。目力があるし、口元もかわいいし、すごくモテると思います!私もモテるようになりたいので、“橋本愛モテテク”を教えてください!

そして……
◆橋本愛からの回答は!!

モテないし、よくわかりません(笑)。かざらなければいいんじゃないですかね?

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プロフィール

大野いと 1995年7月2日生まれ、福岡県出身。
2010年2月よりファッション誌『Seventeen』の専属モデルとして芸能活動を開始。2011年、映画『高校デビュー』で主演を務めスクリーンデビュー。以降、映画、ドラマ、CMなど幅広く活躍する。2012年、映画『愛と誠』『愛を歌うより俺に溺れろ!』、TBS系ドラマ『最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜』『黒の女教師』などに出演。写真集『ITO』発売中。

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映画情報 『ツナグ』

ツナグ

 死んでしまった人に一度だけ会えるチャンスがあるとしたら、あなたはどうしますか?“ツナグ”とは、生きている人が会いたいと望む、すでに死んでしまった人との再会を仲介する“使者”を表す言葉。生者にとっても死者にとっても再会の機会はたった一度だけ。

 半信半疑で依頼をしてくる人たちの前に現れる使者は、ごく普通の男子高校生・歩美(松坂桃李)だった。横柄な態度で、癌で亡くなった母・ツル(八千草薫)に会うことを希望する中年男性・畠田(遠藤憲一)。喧嘩をしたまま自転車事故で死んでしまった親友・御園(大野いと)に聞きたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)。突然失踪した恋人・キラリ(桐谷美玲)の安否を確かめたいサラリーマン・土谷(佐藤太)。

 歩美は、実はツナグを祖母のアイ子(樹木希林)から引き継ぐ途中の見習いで、その過程で様々な疑問を抱く。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。果たして会いたかった死者に会うことで、生きている人たちは救われるのか。人生は変わるのだろうか。そして死者は……。その疑問は、自身の両親の不可解な死の真相へも向けられていく――。

監督:平川雄一朗
出演:松坂桃李 樹木希林 佐藤隆太 桐谷美玲 橋本愛 大野いと 遠藤憲一 別所哲也 本上まなみ 浅田美代子 八千草薫 仲代達矢

2012年10月6日(土)全国東宝系ロードショー
(C)2012 「ツナグ」製作委員会

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