Vol.3 みんなのおかげで寂しくない!日本で仲良しの芸能人は……!?
――日本で活動するようになって、仲の良い友達がたくさんできたそうですね。
【V.I】 佐藤健くん、城田優くん、吉高由里子さん、ONE OK ROCKのTAKAくん、三浦翔平くん……。
――そうそうたる顔ぶれですね。
【V.I】 あと、山田親太朗くんを忘れてた(笑)。
――思い出してよかった。
【V.I】 でも、僕、親太朗くんに対して怒っているんですよ。
――どうして?
【V.I】 俺のレギュラー番組『魁!音楽番付 Eight』(フジテレビ系)に出演してくれて、そのことにはすごく感謝しているんですけど、収録の途中にめっちゃスベって(笑)。
――それは大変でしたね。でも、それも親太朗くんらしいといえばらしいですけど(笑)。ちなみに親太朗くんも以前、韓国語で歌を歌ったりしていましたが。
【V.I】 えっ!?それ、初耳です。
――韓国語の発音とかV.Iさんに相談されたりしたのかな、と。
【V.I】 親太郎くんとはプライベートでは音楽の話、まったくしませんから(笑)。
――じゃあ、どんな話をしているんですか?
【V.I】 自分の最近やっているネタとか、どうしたらウケるかとか(笑)。
――完全にお笑い芸人同士の会話じゃないですか?
【V.I】 実は、僕が日本でソロ活動をはじめたときに、一番最初に相談したのが親太朗くんだったんです。
――ほかの友達ではなく、親太朗くんに相談したのはどうして?
【V.I】 そのときは日本での友達が、山田親太朗くんだけだったんですよ(笑)。当時はまだ日本ことを詳しくなかったから、親太朗くんに電話して「『逃走中』(フジテレビ系)ってどんな番組なの?」「(親太朗の真似をして)あっそれ、走ったらいいよ〜」「えっトークとかないの?」「(再び親太朗の真似をして)全力で走ったらいいよ〜そんな番組だから」「あっ……ありがとう。わかったよ」って(笑)。
――そもそも相談する相手を間違えてる気もしないでもないですが(笑)。
【V.I】 あと、ONE OK ROCKのTAKAくんにも相談しました。TAKAくんはセンスもいいし、本当に面白い人なんですよ〜。
――TAKAくんにはどんな相談をしたんですか?
【V.I】 「今から日本でライブするんだけど、MCで話したらウケるネタ何かない?」(再び1人2
役)「あ〜COWCOWの“あたりまえ体操”したらいいよ〜」「何、それ?」「じゃあ、俺、録音して送るわ〜」「ほんとに〜」(笑)。
――TAKAくんが発端だったんですね。
【V.I】 (いきなり軽快に歌い出す)♪あたりまえ〜あたりまえ〜右足出して〜左足出すと〜歩ける〜。
――(笑)
【V.I】 LINEで直接TAKAくんが歌った音を送ってくれたんです。そのあとすぐにマネージャーさんにネットで調べてもらって、映像を観て振り付けを覚えてライブで披露したんです。
――そんな直前だったとは!?
【V.I】 そうなんです。でも、すごくお客さんがウケてくれて。TAKAくんのおかげで大爆笑になったんです。TAKAくん、ほんまにおおきに〜!あと、なにより“あたりまえ体操”を生み出してくれたCOWCOWさんに、おもしろいネタを作ってくれて本当に感謝しています!
――そんなV.Iさんも、今ではお笑い芸人さん顔負けのトーク力で。
【V.I】 いやいや、僕なんてまだまだです……。
――ちなみにお友達は、V.Iさんの出演された番組を観て、どんな感想を言われました?
【V.I】 三浦翔平くんに「V.Iは本当に面白いね〜」って言ってもらいました。
――アドバイスをしてくれた山田親太朗くんからは?
【V.I】 「(親太朗の真似をして)スンリは天才かもしれない〜」って(笑)。
――で、V.Iさんは何と答えたんですか?
【V.I】 (引きつりながら)「あっありがとう〜」って(笑)。でも、僕の出演した番組を観てくれたこと自体がうれしかったし、なにより友達が僕の周りにいてくれるおかげで、日本で暮らしていても全然さみしくなかったんです。もともと日本のお笑い(番組)の仕組みとか、右も左もわからなかった僕に、TAKAくんをはじめ友達たちがいろんなアドバイスをしてくれて。僕をサポートしてくれたんです。
――まさに友情ですね〜。
【V.I】 今回の日本活動を通して、改めて友達という存在は大事だなって痛感したんです。みんなが僕を支えてくれたように、僕もみんなに、僕ができることを精一杯してあげたいです。
(文:星野彩乃/撮り下ろし写真:草刈雅之)