ローカルニュース
走る日待ち遠しい 若桜駅にディーゼル機関車
2012年12月21日
観光列車の運行を目指す若桜鉄道の若桜駅(鳥取県若桜町)に20日、DD16形のディーゼル機関車(DL)が到着した。鮮やかなオレンジ色と白いラインが特徴で、国内に現存するのは10両以下と貴重な車両。将来的に観光列車として本線で運行したい考えで、関係者は「実現に向けての着実な一歩」と期待に胸を膨らませている。
台車に乗せられた後、付属部品を取り付けられるDD16形ディーゼル機関車=20日、若桜駅 |
DD16形は、1970年代に軌道構造の弱いローカル線向けに開発された小型車両。現在は除雪などで運行している3両のほか、展示保存されている車両があるのみ。
同駅に運ばれたのは1971年製で、鉄道総合技術研究所(東京都)からNPOを介して提供された。関係者が見守る中、クレーン車が本体をつり上げ、下部の部品の取り付けや台車に乗せる作業が行われた。駅構内に入るのは21日の予定。
同社はDLの観光列車を走らせ、その間に同駅にあるSLを整備、運行につなげたい考えで、原卓也社長は「観光客が増えれば経済効果は大きい。時間はかかると思うがまずは一歩踏み出せた」。募金を呼び掛けている若桜線SL運行委員会の藤原源市委員長も「地域を元気にしようと、思い切って踏み切った」と話し、実現に期待を込めた。
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