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KAZ 69年1月19日生まれ44歳。身長173cm、体重81kg。ゴルフデビュー98年10月。05年夏オフィシャルハンディ取得。現在は『12.0』。ヘッドスピード平均45m/s。持ち球はドローと言いたいところだがフック。好きなクラブはAW。一応、日刊スポーツ社員のサラリーマンゴルファー。ツイッター@kazkawata

本間ゴルフ「ツアーワールドTW717P」アイアン

13年05月07日 [00時00分]

どーもです。

HONMA TW717P 5I MAIN.JPGみなさん、GWはいかがスゴされましたでしょうか? ボクは2度ラウンドしましたが、後は試打&原稿書き、そしてしれっとラウンドレポをシコシコ更新していました(笑)というわけで、今回試打したのはホンマゴルフ「ツアーワールドTW717シリーズ」のアイアン。GW前からウッド系を更新していましたが、今回モデル数が多すぎてまとめて試打できず、アイアンは後日試打となったわけです。このアイアンも3タイプ用意されていますからね。まずは、ポケットキャビティタイプのTW717Pからいきましょう。

ホンマ渾身の「ツアーワールドTW717」シリーズのアイアンですが、ポケットキャビティタイプの「TW717P」、キャビティタイプの「TW717V」、マッスルバックの「TW717M」の3モデルが用意されています。明らかに「TW717P」は味付けが違う顔つきですが、まずは見た目から。

構造的にはポケットキャビティタイプですが、どうやらフェースとボディの2ピース構造になっているようです。ポケキャビということで、低・深重心を意識したモデルであることに間違い無いと思います。
HONMA TW717P 5I BACK.JPG

大きさ的にはやや小振りのミッドラージですかね。ややトゥ・ヒールに長めで、タテ幅が狭めなので、ちょっとボクシーなイメージですね。
HONMA TW717P 5I FACE.JPG

ソールは、やや広め。このTW717PのみソールにHONMAのロゴが刻印されていました。
HONMA TW717P 5I SOLE.JPG

セミグースネックですね。かなり厚めなフェースになっているのと、結構バンス角がついているように見えます。
HONMA TW717P 5I SIDE.JPG

構えてみるとこんな感じ。実際に構えてみると顔自体は結構小顔系に見えますが、トップラインがかなり厚めで、正直ボッテリ感を感じます。まぁ、その辺が安心感にもつながるのでしょうね。
HONMA TW717P 5I TOP.JPG

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO950GH」Rフレックスモデルの#5。スペックは、ロフト角24度、ライ角60.5度、長さ38インチ、総重量402gでバランスD1。シャフトスペックは、重量94.5g、トルク2.00の中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町で、ボールは2ピースボール使用です。

HONMA TW717P 5I DATE.JPGちょっとボクには軽めですが、いつも通りに打ってみました。結果は、「NS950GHのRって、こんなにヤワかったっけ?ってのが第一印象。ダウンからギュンってかなりしなる感じで、そのせいか妙につかまるんですよね。そんなわけでボクのスイングだと、引っ掛けからフックがでちゃったりします。その辺を意識して、右斜め前にヘッドを放り出すイメージで打つと、いい感じのストレートボールが打てました。で、特筆事項はやはり球の上がり方でしょうね。メッチャ上がります。24度のロフトとは思えない球の上がり方で、これはもう払い打ちでもしっかり上がるでしょうね。もうひとつ加筆すると、やはりミスヒットの強さ!! スイートエリアがかなり広なので、この辺は安心感タップリでしょう。GST-3Bの5球平均データは、HS41.2m/s、初速56.2m/s、飛距離182y、ミート率1.37で、ベストは写真の通りでした。

打感はマイルド。ポケキャビ独特な打感ってあると思いますが、このTW717Pでは妙な打感は感じませんでした。普通のキャビティとなんら遜色のない打感でした。

弾道は高弾道。前述通り、とても24度とは思えない上がり方ですね。しかも、典型的なロースピンボールで、上がったままなかなか下りてこない感じでした。

出球傾向ですが、ボクのスイングだとやや引っ掛け傾向が強く、そこからドローというかフック。でも、このアイアンはボクにとってはスペック的にはアンダースペックですし、それも仕方は無いでしょう。

シャフト的には、ボクのHSですでに当たり負けのイメージ。NS特有のインパクト時のグニャリ感どころか、もう当たり負けしちゃっているって感じでした。

続いて#7ですが、こちらはロフト角30度、ライ角61.5度、長さ37インチ、総重量414gでバランスD1でした。

ちなみに、フェースはこんな感じ。#5とはだいぶ雰囲気が違いますね。タテ幅が広くなっているし、ちょっとトゥトップがツンとした感じ。
HONMA TW717P 7I FACE.JPG

でも、構えてみると違和感が無かったりして!!
HONMA TW717P 7I TOP.JPG

HONMA TW717P 7I DATE.JPG#7あたりからはボクレベルでもラインを出して行きたいのですが、そういう意味ではこのTW717Pはオートマチックにつかまっちゃう感じは否めませんね。ボク的にはやや逃がすイメージでいい感じのストレート系でした。#5同様しっかり球が上がりますので、その辺の安心感はタップリですね。GST-3Bの5球平均データは、HS39.4m/s、初速52.1m/s、日飛距離157y、ミート率1.32で、ベストは写真の通りでした。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40m/sあたりが合いそうですね。性格的にはオートマチック系アイアン。クラブが球をつかまえてくれるし、球を上げてくれます。ボクがオススメしたいのは、払い打ち系のスライサーですね。スピン量少なめなので、しっかり打ち込めるタイプでも吹け上がりが無くつかえるでしょうね。重量さえ合わせれば、かなり使い手を選ばないアイアンでしょうね!!

<本間ゴルフ「ツアーワールドTW717P」アイアン>
■KAZ'sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:10
■ヘッド:ボディ=軟鉄、フェース=マレージングステンレス鋼
■シャフト(重量/トルク/調子):スチール「NSPRO95HGH」(S=98.5/1.9、R=94.5g/2.0/中調子)。カーボンシャフト「VIZARD I550」(S=61.5g/3.2、R=58.5g/3.3/中調子)。「ARMRQ8 62(2S~4S)」(2S:S=68.5g/2.76、R=65.5g/2.86/中調子)「ARMRQ8 54(2S~4S)」(2S:S=62.5g/2.81、R=59.5g/2.91/中調子)
■価格:スチールシャフト6本(#5~#10)セット11万9700円、単品(#3、#4、#11、SW)各1本1万9950円。カーボンシャフト「VIZARD I550」装着6本セット15万7500円、単品各1本2万6250円。「ARMRQ8 2S」装着6本セット22万500円、単品各1本3万6750円、「同3S」装着6本セット37万8000円、単品各1本6万3000円、「同4S」装着6本セット94万5000円、単品各1本15万7500円。

(試打 - 本間ゴルフ)

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