本文を印刷する


大学概要


学長挨拶

京都外国語大学・京都外国語短期大学 学長 松田 武 MATSUDA Takeshi

日本のソフト・パワーの一翼として国際舞台で活躍していただくために

現在、私たちは「フラット・ワールド」の時代に生きていると言われます。「フラット・ワールド」とは、インターネット上に必要な情報が全ての人に公平に存在しており、その気さえあれば、いつでもだれでもが必要な情報を手に入れることのできる世界を指しています。この「フラット・ワールド」の時代に、いかにして学生の心に火をつけ、学習意欲を高めるか。その鍵が教員一人ひとりの手腕にあることに疑問の余地はありません。同時に、信頼関係に根ざした学生と教員の「協働作業」、それに学習意欲が学生の心の中から自然と湧き上がってくるキャンパス・ライフもその重要な鍵であろうと考えます。それは、大学キャンパスが、学生が自らの手で「自分を発見し、自己を確認する」のを手助けする知的空間であり、大学生活の4年間あるいは短期大学生活の2年間が、学生一人ひとりにとって人生の「自己実現」に向けての大切な準備期間であるからです。

グローバル化の現代社会では、高度な外国語の運用能力はもちろんのこと、国際情勢およびその背景にある歴史や文化などを広い視野から捉える幅広い教養と、外国の人たちと対話し協働して問題解決する能力が求められております。そのようなニーズに応えるために、京都外国語大学・京都外国語短期大学は、「言語を通して世界の平和を」という創立者の建学の精神のもと、多くの優れた卒業生を世に送り出してきました。今後、本学をさらに躍進させるために、「京都外大は他の大学とひと味もふた味も違う大学」、「日本にいながら世界の言語と文化を学び、日常のキャンパス生活を通して外国が経験できる大学」という環境を作っていきたいと思います。そして学生一人ひとりが自ら希望する仕事に就職でき、卒業後、充実した人生が送れるように、これまで以上にしっかりと学生諸君を支援していきたいと思っております。

学長就任に当たり、「京都外大に入学してよかった」と学生諸君に言ってもらえるような大学にすべく、教員、事務職員、それに学生諸君とともに、一歩一歩着実に前へ進んでいきたいと思っております。

学長トピック