2期連続月9主題歌で嵐が7度目の受賞
「鍵のかかった部屋」の主題歌・嵐の「Face Down」が2位の10倍の票を獲得。さらに嵐は「三毛猫ホームズの推理」の主題歌「Your Eyes」が読者票で3位に食い込み、人気の高さを示した。ドラマのミステリアスな雰囲気に合っていた「Face―」は、発売初週で52.6万枚と売り上げでも好成績を残した。嵐人気に押されたものの、平井堅の「告白」や椎名林檎の「自由へ道連れ」は、ドラマフリークから熱い支持を得た。
「鍵のかかった部屋」の主題歌・嵐の「Face Down」が2位の10倍の票を獲得。さらに嵐は「三毛猫ホームズの推理」の主題歌「Your Eyes」が読者票で3位に食い込み、人気の高さを示した。ドラマのミステリアスな雰囲気に合っていた「Face―」は、発売初週で52.6万枚と売り上げでも好成績を残した。嵐人気に押されたものの、平井堅の「告白」や椎名林檎の「自由へ道連れ」は、ドラマフリークから熱い支持を得た。
読者、TV記者、審査員の全てで1位だった「ラッキーセブン」(フジ系)の主題歌、嵐の「ワイルド アット ハート」が2位と倍以上の票差をつけ、圧勝の結果に。「爽快に盛り上げる、嵐らしい曲で良かった」「テンポ良くノリやすい曲で耳に残った。ドラマの雰囲気にも合っていた」とドラマへの影響も強く、評価につながった。2位の椎名林檎の「カーネーション」には、「力強い歌声が、朝ドラの世界観やたくましさを雄弁に語っていた」との声が挙がった。
TV記者、審査員で多くの得票数を獲得した斉藤和義の「やさしくなりたい」が1位に。ドラマとの相乗効果で「家政婦のミタ」最終回放送後にダウンロード数が急増。配信スタートから2カ月を経て、100万ダウンロードを突破するヒットソングとなった。また、読者人気断トツの嵐が王道系の主題歌「迷宮ラブソング」で2位を獲得。3位は大作ドラマとの相性抜群な中島みゆき。壮大な歌声が「南極大陸」のスケールとベストマッチした。
初週売り上げ135万枚を超えたAKB48の「フライングゲット」が、小田和正の「東京の空」を僅差で押さえ、1位を獲得。「AKB48の曲はインパクトが大きく、耳に残った」と読者、TV記者、審査員の全てで人気が高かった。読者票はアイドル対決となり、「ノリが良くて、ドラマも盛り上げていた」などの理由からKis-My-Ft2の「Everybody Go」が1位に。審査員の支持を得た「東京の空」は「小田さんの歌声とドラマがシンクロしていた」など高評価。
芦田愛菜と鈴木福が「マルモのおきて」の役名の薫と友樹として発売した「マル・マル・モリ・モリ!」が堂々の1位。累計売り上げも25万枚を突破したこのヒット曲は、メロディーもダンスもキャッチーで覚えやすく、小学生が道端で踊るのを見掛けるほどの社会現象に。ドラマ人気を盛り上げた要因となった。投票理由でも「歩いていてもお風呂でも思わず口ずさんでいる」「この勢いで紅白歌合戦に出てほしい!」など人気を裏付ける結果に。
東方神起の「Why?(Keep Your Head Down」、山下達郎の「愛してるって言えなくたって」、サンボマスターの「希望の道」など印象に残る主題歌が多かった今期。票が割れる中で、1位を奪取した東方神起には「一度聴いたら忘れられない」「衝撃的なシーンに流れると特に効果的だった」との意見が多数。「てっぱん」のテーマ曲・葉加瀬太郎「ひまわり」はインストながら2位に入った。
「フリーター、家を買う。」の主題歌で嵐が歌う「果てない空」と、「流れ星」の主題歌であるコブクロの「流星」が人気を集め、読者票と審査員票で首位を勝ち取った嵐が1位に。「優しい曲調、歌詞がドラマにぴったり」などの意見が多く、楽曲とドラマとの相性の良さが選考理由に。また、西野カナが歌う挿入歌「君って」にも賛辞の声が多数寄せられた。
読者からの圧倒的な票数で、嵐が4度目の栄冠に。月9のキラキラ感を前面に出した「夏の恋は虹色に輝く」のタイトルバックに乗せて流れる主題歌「Lφve Rainbow」は、ドラマで何かが起こるような期待感を与えた。2位には「ゲゲゲの女房」の主題歌で、いきものがかりの「ありがとう」が入った。
読者票で2位の約5倍の票を集めた嵐の「Monster」が堂々の1位で人気を見せつけた。嵐の受賞は3度目。大野が演じた怪物太郎が歌う挿入歌も発売され、話題に。2位は「月の恋人―」の「LOVE RAIN―」久保田利伸、3位は「新参者」の「街物語―」山下達郎。
「この曲を聴くとドラマのワンシーンが頭に浮かぶ」との意見が多かったmiwaとMr.Childrenが得票を二分。審査員からはしゃがれた歌声で存在感を見せたトム・ウェイツが圧倒的な支持を得た。また、読者票は嵐、KAT-TUNが人気を示した。
読者票で猛追した嵐を抑えてMISIAが受賞。「ラブバラードがいいだろうと思ったときに浮かんだのがMISIAさん。劇中で描かれる登場人物の“届かない思い”をテーマに曲をお願いしたんですけど、作品にすごく重なりましたね」(石丸彰彦プロデューサー)。
印象的なイントロとサビが作品を盛り上げ、スピード感を演出。聴くだけでドラマを思い出し、テンションが上がる楽曲の力は他の追随を許さず、ダントツの1位を獲得した。
読者の圧倒的人気で「Beautiful days」「曇りのち、快晴」に続いて3クール連続、嵐が歌う曲が受賞する快挙! 印象に残るメロディーがドラマと調和していた。同様に2、3位もドラマとのハマり具合が支持された。
TV記者、読者からズバ抜けて高い支持を得た「歌のおにいさん」が受賞。「キャッチーでドラマの世界観とピッタリ」な楽曲と主人公・大野の歌とダンスが相乗効果を生み、ドラマを盛り上げた。2、3位もドラマとのリンク具合が支持された。
読者の圧倒的な支持を受けた嵐が、2位に大差をつけて受賞。「3兄妹の幸せだったころが思い出され、泣きたくなる」とTV記者からも好評だった。2位は自身も出演した「風のガーデン」の平原綾香「ノクターン」。
「聴くだけで泣ける」「イントロで泣かす」とドラマと見事にリンクした楽曲でGReeeeNが受賞。「歌声が突き破る感じ、勢い、エネルギーなどを感じて、一から話し合って曲を書いてもらいました」と企画の石丸彰彦氏。
2位に大差をつけ宇多田ヒカルが受賞。曲を聴いたらドラマのシーンが思い出されるほど、作品とリンクした世界観が多くの票を集めた。「歌詞にインスピレーションを受け、セリフを変えたことも」と中野Pが語るなど、ドラマのヒットを支えた。
胸に迫るイントロと歌い出しが、タイトルバックともぴったりハマり貫禄の受賞。2位は「SP(エスピー)」主題歌のV6「way of life」、3位は「1ポンドの福音」主題歌のKAT-TUN「LIPS」。
福山と柴咲のユニット・KOH+(コープラス)が話題性で勝利。ポップな曲調が、ともすれば暗くなりがちなミステリー作品に華を添えた。2位は「有閑倶楽部」を盛り上げたKAT-TUNの「Keep the faith」。
印象深い主題歌が豊富にそろう中、澄んだ歌声で物語にピュアなテーストを与えた小田和正の「こころ」が審査員、記者からの熱い支持を得て1位に。それぞれのドラマの世界観と主題歌がマッチした嵐の「Happiness」、中島美嘉「LIFE」が、多くの読者票を集めて2位以下に続いた。
作中で描かれた、青春のきらめきや過ぎた日々へのほろ苦い思いにピッタリとはまる、壮大なバラード。健を応援するかのような美しい歌詞も胸を打った。タイトルバックでは桑田本人がキャストとともに登場し、オーケストラバックでの演奏を披露した。
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