携帯からドラマアカデミー賞に投票できます。脚本＝伴一彦／演出＝中島悟／出演＝多部未華子、沢村一樹、手越祐也、石塚英彦、吹越満、升毅、大倉孝二、田口トモロヲ、水上剣星、渡辺直美、佐野史郎、伊東四朗ほか
イヌ並みに優れた嗅覚を持つ女刑事で通称“ワンコ”の一子（いちこ・多部）と、彼女が属する捜査一課13係の犯人逮捕までの活躍を描いた一話完結型の刑事ドラマ。テンポの良いストーリーやコメディータッチの演出、キャラクター設定などが支持され受賞に。さらに、画面からにじみ出た俳優陣のチームワークにも評価が集まった。
シリーズ9作目にして初の栄冠となった水谷。「相棒」の安定した人気に支えられ、「ブレない右京さん、安心して見られる」などの意見から多くの票を集めた。同じく芝居の安定感を見せた草なぎが2位に。「1月期はクールな設定の男優が多い中で、草なぎさんは予想された好演だった」「“イイ人”がハマることを再確認」と高評価を得た。
読者、TV記者、審査員のすべてでデッドヒートを繰り広げたコメディーの多部とサスペンスの仲間由紀恵。両極端な作品の2者だが、「多部ちゃんはコメディエンヌとして開花」「仲間さんの正統派美人な顔立ちと独特の声質がサスペンスにぴったり」と、新境地を開拓したという点では一致。瀧本は新人ながら3位に入り、大健闘という結果に。
TV記者票で2位以下と3倍以上の差をつけた高嶋が初受賞。「“好中年”だと思っていたのに“冬彦さん”みたいに怖かった。さすが」「出世作『ホテル』（'90年ほか、TBS系）で見せていた笑顔にここまで恐怖感を与えられるとは 」といい意味での裏切りが高評価につながった。2位の及川光博には「右京さんの相棒として風格が出てきた」との声。
「GOLD」（'10年、フジ系）で抜群のスタイルと輝きを見せて以降、着実にステップアップしてきた武井が、総合票で2位と倍近くの票差で1位に。「存在感がずば抜けていた。勢いを感じる」「輝き過ぎ。将来性にも期待できる」と今後の注目度も高い。2位は審査員から高評価だった富司純子、3位には仲間由紀恵とのバトルを好演した檀れいが入った。
多部の超どアップや「太陽にほえろ！」のオマージュなど、遊び心がちりばめられた「デカワンコ」が、「美しい隣人」「相棒 season9」との僅差の戦いを制して1位に。「オマージュの見せ方がうまかった」「毎週楽しめた」などの声が多数。
長きにわたりシリーズ化されていながらも、新しいストーリー展開やアイデアで人気に拍車をかける「相棒 season9」が多くの票を獲得。審査員からは「劇場版の衝撃的なラストをも織り込んでしまう脚本に感服」と絶賛のコメントも。
東方神起の「Why？（Keep Your Head Down」、山下達郎の「愛してるって言えなくたって」、サンボマスターの「希望の道」など印象に残る主題歌が多かった今期。票が割れる中で、1位を奪取した東方神起には「一度聴いたら忘れられない」「衝撃的なシーンに流れると特に効果的だった」との意見が多数。「てっぱん」のテーマ曲・葉加瀬太郎「ひまわり」はインストながら2位に入った。
「てっぱん」で大躍進を遂げた新人・瀧本に特別賞を。「ほぼ無名だったのに最終的に視聴率20％を連発したのはスゴイ」「タイトルバックの“てっぱん体操”も印象的。楽曲との相乗効果もあり、おおいに楽しめた」。
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