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最優秀作品賞

「危険な関係」

フジ系

他人になりすます新児の嘘に緊迫

脚本=井上由美子/演出=中江功、木村達昭、水田成英/主題歌=「There must be an angel(playing with my heart)」井手麻理子/出演=豊川悦司、藤原紀香、稲垣吾郎、篠原涼子、石黒賢、床嶋佳子、余貴美子、菅原禄弥、菊川怜、モロ師岡、鹿内孝ほか

タクシー運転手の新児(豊川悦司)は、自分が殺したつもりの人物になりすましてスーパーの社長に就任。そのスーパーの不正を追っていた刑事の有季子(藤原紀香)は、深い謎を秘めた彼に徐々にひかれていく。新児の壮大な嘘がいつ破綻するのか、先の読めない展開から最後まで目が離せなかった。

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主演男優賞

豊川悦司

「危険な関係」フジ系

豊川悦司が完全勝利で第6回以来の受賞

連続ドラマは「青い鳥」('97年 TBS系)以来2年ぶりの豊川。壮大な嘘を貫こうとする新児の無気味な威圧感、一転、タクシー運転手でいるときの穏やかさ。対極ながらいずれもリアリティー十分で、彼の“存在感”が作品の世界観をつくったといっても過言でない魅力を見せた。

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主演女優賞

松嶋菜々子

「氷の世界」フジ系

読者&TV記者が支持、ついに念願の初受賞!

連ドラ8本目の出演となった松嶋菜々子が悲願の初受賞。クールでミステリアスな塔子役で新境地に挑んだ。謎に包まれ氷のような冷たさをたたえた前半と、宿命の愛に身を焦がす後半の火のような女っぷり、2つの対照的な演技に役者として確実に成長していることが見てとれた。

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助演男優賞

大沢たかお

「美しい人」TBS系

稲垣吾郎含む4人の争いを“獰猛”な大沢たかおが制す

愛する妻に暴力を振るってしまう、心のゆがんだ刑事・次郎役。これまでどちらかといえば優しい役が多かった彼の、新たなハマリ役を発見できたのは大きな収穫。獰猛で恐ろしい次郎に思わずひかれる女心が、男性が見ても納得できるほど、文句なくカッコよくセクシーだった。

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助演女優賞

常盤貴子

「美しい人」TBS系

3層で圧倒的な強さを見せ常盤貴子が余裕の勝利

暴力的な夫(大沢たかお)から逃げるため顔を整形手術し、そのときの執刀医・京介(田村正和)と恋に落ちるみゆき役。第1話では表情が全く映されない中、後ろ姿などでみゆきの恐怖をみごとに表現。また、恋する女性の、内面からにじみ出るような“華”のある演技は彼女の真骨頂。

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主題歌賞

「無造作紳士」ジェーン・バーキン

「美しい人」TBS系

仏語マッチの洋楽 ジェーン・バーキンが制す

どこか懐かしくせつないメロディーとフランス語の美しい語感が、ドラマの“美しい”世界観にみごとにマッチした。海外の楽曲の受賞は第7回「未成年」('95年 TBS系)のカーペンターズ「TOP OF THE WORLD」以来の快挙。

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新人俳優賞

後藤理沙

「サイコメトラーEIJI2」日本テレビ系

キュートな存在感で後藤理沙に栄冠

主人公・映児(松岡昌宏)の血のつながらない妹・恵美役。CMでブレークした彼女だけあって、画面に登場したときの存在感や華やかさは新人離れしていた。兄・映児に対するほのかな思いを実にキュートに、そして健康的に表わした。

ベストドレッサー賞

藤原紀香

「危険な関係」フジ系

藤原紀香が早くも通算4度目受賞

同賞常連の藤原が'99年2度目となる同賞を他の追随を許さぬダントツの勝利で獲得。女刑事らしく凛々しいパンツスーツから大胆なドレスに水着まで、衣装においてもまさに体当たり。刑事の仕事につい“女”を使ってしまう役に説得力をもたせた。

脚本賞

野沢尚

「氷の世界」フジ系

伏線の張り方はやはり秀逸。さらに今回は主人公の職業を保険調査員にしてみたり、解約されていたのに保険金殺人で疑われるという話を入れてみたりと、設定の新鮮さも光った。

監督賞

中江功、木村達昭、水田成英

「危険な関係」フジ系

作品の肝といえる、新児(豊川悦司)の嘘がほころんでいくときの緊迫感を、ドラマチックな演出で見せて作品の格調を高めた。夕景の映像美や稲垣吾郎のナレーションの演出もさえた。

劇中音楽賞

「危険な関係」

フジ系

メインテーマの“壮大な嘘”を音楽面からバックアップ。緊迫したシーンでの劇伴の使い方のうまさもさることながら、スタンダード曲を挿入するタイミングも効果的だった。

キャスティング賞

「氷の世界」

フジ系

旬な主役2人(竹野内豊、松嶋菜々子)の共演を実現。さらに内田有紀、及川光博ら助演陣も豪華で、仲村トオルや中嶋朋子のハマリ役での配置も巧妙だった。若手の注目株・片瀬那奈の起用も当たった。

タイトルバック賞

光野道夫

「氷の世界」フジ系

映像をコマ送りにして初めて見えるカットが多数盛り込まれた苦心作。竹野内を海中に潜らせたり、新しい映像を差し込んだり。ミステリードラマらしく、手の込んだつくりに脱帽!

ザテレビジョン特別賞

「チーム」

フジ系

少年像のリアルさだけでなく、忘れられがちな現実も伝え、センセーショナルで終わりがちな“少年犯罪”を説得力のあるドラマに。それを支えた幅広く綿密なリサーチを特に評価。

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