【板垣麻衣子】コンビ「猿岩石」時代に大ブレーク、その後、不遇の時代を経て芸能界に蘇(よみがえ)ったお笑い芸人、有吉弘行。今や15本の地上波レギュラー番組を抱える人気タレントだ。

 1974年、広島県に生まれ、94年、お笑いコンビ「猿岩石」を結成。96年の日テレ系「進め!電波少年」でユーラシア大陸ヒッチハイク横断に挑戦。一躍アイドル的人気を博し、CDデビューも果たした。だが、その後人気は下降線をたどり、仕事が激減。貯金を取り崩す不遇の時代に。

 2004年からピン(1人)芸人として活動、07年のテレ朝系「アメトーーク!」で、タレントにあだ名をつける毒舌芸が話題になり、以後、仕事が増え、11年にはテレビ出演ランキング(ニホンモニター調べ)が年間499本で1位になった。

 昨秋からは自身の名を冠した番組が激増し「有吉反省会」(日テレ系)「有吉弘行のダレトク!?」(フジ系)など計8本。その中のひとつ、ゴールデンタイム初冠「有吉ゼミ」(日テレ系、月曜夜7時)で、共に司会を務める水卜(みうら)麻美・日テレアナウンサーを交え話を聞いた。

 超多忙なこの人にもらえたのは、収録前のわずか20分。質問項目を手にして控室で待っていると、「よろしくお願いしまーす」と大きなあいさつとともに2人が現れた。

 有吉 正月の朝日新聞ですよ。水卜さん、もうちょっと華やかな服なかったんですか。

 水卜 よりによって紺(笑)

 有吉 赤着てきなさいよ、赤。

 ――大丈夫です、お二人ともステキです。有吉さんゴールデン初冠番組ですが、手応えいかがですか。

 有吉 元々深夜が多いですけど、ゴールデンだからといってそんなに特別気はつかってないですけどね。だって、出てるメンバーがゴールデンぽくない。おぎやはぎのやはぎとか、深夜の人が出てきちゃってる(笑)

 水卜 スタッフ含め、ぎりぎりのラインでやってますよね(笑)

 ――レギュラー番組に加えゲスト出演やラジオも。忙しすぎやしませんか。

 有吉 まぁでも、3、4年くらい前、単発でいろんな番組にゲストで出ていた頃の方が大変でしたね。レギュラーだと自分のペースが作れるので意外と安定してますよ。効率いい仕事が多いんで。有吉ゼミは効率よくないけど。

 水卜 スタッフが苦笑いしてますよ!

 ――猿岩石時代と比べてどうですか。

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