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米東部、NY州 新たな慰安婦碑、建立 インドのレイプ事件と絡める

産経新聞 1月26日(日)7時55分配信

米東部、NY州 新たな慰安婦碑、建立 インドのレイプ事件と絡める

24日、米ニューヨーク州ウエストバリーで除幕式が行われた「慰安婦」碑 (黒沢潤撮影)(写真:産経新聞)

 【ニューヨーク=黒沢潤】米東部ニューヨーク州ウエストバリーで24日、新たな「慰安婦」碑の除幕式が行われた。慰安婦関連で建立された碑や像は全米で5つ目。米国では最近、慰安婦問題がナチス・ドイツによる「ホロコースト」(ユダヤ人大虐殺)のみならず、インドで多発するレイプ事件と絡めて紹介される傾向にあり、日系関係者らは懸念を強めている。

 式典は、民間団体「韓国系米国人公共問題委員会」(本部・ニューヨーク州)の主催で、州議員、地元有力者ら約20人が参加した。

 碑は2つからなり、昨年1月に州上院、5月に州下院で採択された「慰安婦制度非難決議」がそれぞれ刻まれている。上院の碑は「アジアや太平洋の島々で、約20万人の若い女性が『慰安婦システム』に従事させられた」などと記述。下院の碑では慰安婦問題を「人道の罪」と強調している。

 上院での決議採択を主導したトニー・アベラ上院議員は式典で、「日本は(慰安婦問題を)きちんと認識していない。恥ずかしいことだ」と批判した。

 米国ではここ数年、約600万人のユダヤ人が犠牲となったホロコーストと絡めて、慰安婦問題に焦点が当てられ、韓国系団体はニューヨーク州などで、慰安婦関係者とユダヤ系住民らの催しを開催してきた。

 また韓国系団体は最近、インドで女性住民や外国人旅行者がレイプされる事件が続発していることを受け、母国でのレイプ事件に心を痛めるインド系住民の“取り込み”にも力を注いでいる。「慰安婦問題と(インドでのレイプ事件が)セットで語られ、日韓関係の“影”の部分が過度に強調される傾向がある」(関係者)という。

 式典でも、チャック・ラビン下院議員が「氷点下8度という今日の異常な寒さも(慰安婦たちの)苦痛に比べたら無に等しい」と指摘、「インドでも残虐な出来事が起きている。私たちは(こうした出来事を)容赦しない」などと語った。式典にはインド系の地元有力者(58)の姿もあり、関係の緊密さをうかがわせた。

 韓国系団体の動きが一段と活発化するなか、ニューヨークの日本総領事館は「日本政府としては、慰安婦問題を政治・外交問題化すべきでないと思っている。今後、適切に対応していく」(広報担当者)と述べるにとどまっている。

最終更新:1月26日(日)8時5分

産経新聞

 
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