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3月 6th 2012

スマホサイトとHTML5

HTML5は一般的なWebサイトでも浸透してきていますが、一番活用されているのはスマホサイトです。
スマートフォンが普及したことにより、携帯電話用サイトとは別にスマホサイトを用意するサイトが多くなり、その中でHTML5は積極的に使われています。
それではHTML5とはどんなもので、スマホサイトにおいてどのような影響があるのかについてまとめていきます。

HTML5について色々な印象が持たれていますが、中には「まったく新しい技術」と考えている人もいます。
しかし、実際にはもっと現実的で身近なものなのです。
HTML5の特徴「今まで難しかったことが簡単にできる」と「HTMLの構造をきれいですっきりさせられる」というものです。
できることが広がるのは確かですが、まったく新しいものではなく既存のものを有効活用しやすくなるというものなのです。

ここで、なぜスマホサイトではHTML5が使われているのかということになります。
スマートフォンは携帯電話と比較しても、処理能力が向上してさまざまな表現ができるようになりました。
しかし、パソコンのスペックには届きません。
グラフィカルなサイトを作ろうとしても、画像を多用していたら重たくて使い物になりません。
そこでHTML5を使えば、きれいで見やすいサイトをできるだけ負担をかけずに描画できるようになるのです。

たとえばスマホサイトによくあるものとして、表示領域すべてがリンク領域になっているメニューがあります。
これはタッチパネルで操作する時に、少しくらい場所がずれても反応してくれるから使いやすい構造です。
これが今までの技術だと、JavaScriptを使う方法や画像を表示させてリンク領域にしていることがありました。
しかしHTML5を使えば、シンプルな記述で簡単に設定できるようになったのです。できないことではないけど面倒くさかったこれまでと比べて、サイト制作者への負担が激減するのです。
新しく覚えなければならないこともありますが、労力を考えればHTML5を導入した方がはるかに効率的です。

すでにスマートフォンを持っている人なら、HTML5を使った機能はよく見ているはずです。
メールアドレス入力フォームを開いた時、キーボードに@が出ていることや、電話番号を入力するところでテンキーに切り替わっていたなどは、HTML5から使えるようになった属性で指定されています。

今後、スマホサイトでHTML5が重要な役割を担うことになる理由の1つに、モバイル向けのFlashが開発を終了したというものがあります。
これまでスマートフォンの中には、Flashに対応しているものと、そうではないものがあったのです。
しかし、今後は完全にHTML5一本化と考えて良いでしょう。

いきなりすべてが切り替わるというわけではありませんが、今後Flashはどんどん衰退していきます。
AndroidはFlashに対応していることが特徴の1つでしたが、それも今後はなくなります。
パソコン用のサイトではFlashはまだまだ使われていきますが、スマホサイトはブラウザの違いによる問題もクリアしているので、HTML5を使うのが当たり前です。
まだまだ完全に仕様が決まっていないという欠点もありますが、先のことは起こってみなければ分からないものです。

PC用のサイトを見られることが、スマートフォンが持つメリットでした。
しかし、今後はスマートフォンが普及していることも相まって、スマホサイトの需要がどんどん高くなっていきます。
需要に対応する為のサイトも増えてきました。
一部を紹介します。
スマホサイト制作
ウェブ活用支援 ホームページ制作プラン
スマホセキュリティ対策のしおり

この変化の中で、Webデザイナーにもさまざまなものが求められていくのです。

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