アベ自民が勝ったのではない、日本の民主主義が負けたのである
突然の解散による選挙が終わった
予想されていたごとくアベ自民党の圧勝である
自公あわせて3分の2を越える議席数
投票率は、有権者の52・66%という戦後最低の数字であった
国民の2人に1人しか投票していないということだ
これは民主主義の危機というべき数字である
安倍政権がその独裁的な姿勢を強めていくのは間違いない
安倍が高らかに掲げている「積極的平和主義」、実際は「積極的戦争主義」と
いうしかない政策を実行していくだろう
たとえば集団的自衛権の行使容認の閣議決定にみるように
解釈改憲は進行中であり、そして憲法の大事な3本の柱
平和主義、国民主権、基本的人権は踏みにじられていく
12月10日から施行の「特定秘密保護法」などまさに
国民の知る権利、表現の自由を弾圧するものというしかないもので
平成版「治安維持法」といっても過言ではない
そして9条という平和を守るための大切な壁が壊され
日本は戦争できる国へと歩みだす
安倍首相が選挙中、強調していた「この道しかない!」の
道とは、この道だったのかと国民が知った時では遅すぎるのだ。
2014年12月20日 絵と文 橋本勝
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