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【道スポ】奈良、残り4戦完封だ けが人続出も準備万全

(10/29 09:58)

次節100試合目となる奈良は、残り4戦の完封を宣言した

次節100試合目となる奈良は、残り4戦の完封を宣言した

 DF奈良竜樹(21)が今季残り4試合の完封を誓った。開幕前に今季のチーム総失点を40点以下にする目標を設定し、現在40失点。11月1日のアウェー東京V戦(味スタ)でリーグ戦通算100試合出場に到達する奈良が、富山戦(19日)から続く無失点を継続し昇格プレーオフ進出に導く。

 目標達成へ安易な修正はしない。富山戦、湘南戦(26日)と今季初の連続完封勝利。奈良が掲げた年間40失点以内へ、可能性はギリギリでつながった。「もう1点もやらないつもりでやりたい」。最後まで守り抜くことを宣言した。

 ゼロを続ける自信が芽生えてきた。富山戦でDF薗田淳(25)、湘南戦でMF河合竜二主将(36)が負傷交代。続けて想定外の事態に見舞われたが、慌てることなくしのぎきった。「アクシデントで交代があっても、出た選手が役割を果たしている」と組織的守備の熟成を実感している。

 中央でも左ストッパーでも場所は選ばない。「それぞれの位置で面白さがある」とけが人続出のチーム事情も踏まえ、心の準備も万全。「竜二さんがいなくても埋められるように僕なりの貢献をしたい」と引き締めるつもりだ。

 9月に就任した東京Vの村田達哉コーチ(42)は、奈良がプロ1年目だった2012年まで札幌のトップコーチ。「今は敵だし、成長した姿を見せたい。いつまでも竜二さんに頼ってばかりではいられないと思う」。守備の要としての自覚を胸に堅守を磨く。(星国典)

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