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酒井大祐/選手・スタッフ

JTサンダーズのリベロ、酒井大祐選手のプロフィールです。主な大会出場歴などを紹介しているオフィシャルデータ、バレーボール界のライバルなどを紹介しているプライベートデータ、そしてロングインタビューなどを掲載!

#03 酒井大祐(リベロ)
酒井大祐01
スペクタクルな技で魅せる不動の守護神
フロアディフェンスの要としてコートに君臨するスーパーリベロ。正確無比なサーブレシーブにチームメートが寄せる信頼は厚い。 酒井大祐02
酒井大祐03
酒井大祐04
今シーズンの抱負(個人)
チームで勝つ
今シーズンの抱負(チーム)
初優勝
今シーズンの注目選手
八子大輔選手:両足首の手術から復帰したから
メッセージ
全員チーム一丸となって戦い抜きます!!

インタビュー

決して派手ではなくていい、確実なプレーをコンスタントにこなせるリベロに―― 酒井大祐
何よりきっと、負けず嫌いなんでしょうね
酒井大祐

4歳上の姉が、地元(福島県南相馬市)のスポーツ少年団でバレーボールをしていたんです。その送り迎えについて行った時に誘われたのが、バレーボールを始めたきっかけ。もともとは、野球かサッカーを始める予定だったんです。でも、入団するには4年生になるのを待たなければいけなくって……。なぜか、バレーボールは2年生から入団できたんですよね。それなら「バレーボールを始めてみようかな」と思って、入団したんです。それからですね、バレーボールが生活の一部になったのは。

徐々にバレーボールが形になってきたのは、小学校3年生のとき。試合で使ってもらえるようになったのもありますけど、その頃にはバレーボールに対して、かなり本気モードになっていました。そうすると、小学生ながらに、練習の厳しさなどが身に染みて分かってくるんですよね。 先輩たちが強くて、県大会に出場する機会も多かったんです。自分自身は、身長がそれほど高くはなかったけど、常に何でもやりたいという衝動を持っていたし、何よりきっと、負けず嫌いなんでしょうね。バレーボールをしているからには試合に出たい。当然、試合では負けたくない。それに、やるからには、学年に関係なく、チームメイトたちに負けたくなかったんです。

バレーボールの醍醐味を知った『さわやか杯』

石神中学校(福島県南相馬市)では、入学してすぐにレギュラーを取りました。地元は、バレーボールが盛んな場所だったんです。毎年夏になると、学校の校庭一面にたくさんネットを張って、子どもから大人まで参加する大会が開かれるほど。その辺も影響しているのか、中学時代の練習はハードでしたね。とにかく毎日、練習。そんな中、キャプテンを任されていたんです。本当は、そういう役目はものすごく苦手なんですけどね……。ただ、当時はスパイカーで、チームのポイントゲッター的な役割だったので、「チームを引っ張っていかなくては」という気持ちはいつも持っていました。

バレーボールに対する考え方が変わったのは、中学校3年生の時。『さわやか杯』に選ばれたことがきっかけでした。かなり刺激を受けましたね。やはり、バレーボール経験者がそろったスタッフのもと、県内で選ばれた12人の選手が共に戦っていくという環境は、おのずと刺激を受けていくものだと感じました。
しかも、チームの一員としてプレーするだけではなく、なぜか『さわやか杯』でもキャプテンだったんです……。ただ、中学校でのキャプテンとは多少違うというか、県内でトップ12人に入る選手たちをまとめるということは、辛い部分もありましたね。でもそれ以上に、いろいろなことに気づかされました。本当の意味でのバレーボールの醍醐味を知ったというか、改めて「バレーボールは一人ではできない」ということを痛感したんです。

全国大会で戦うことを目標にした高校時代

相馬高校(福島県相馬市)時代は、“県内のトップ”になるというよりも、常に“全国大会で戦うこと”を目標にしていました。その分、練習は中学時代よりもさらに厳しさが増し、休みもほとんどなかったです。夏休みなどは、合宿で、一日中バレーボール漬けの日々。それでも、“全国大会で戦うこと”という目標があったので、辛くはなかったです。
ただ、ほとんどの県大会で優勝を果たしながらも、全国大会ではいつも一回戦負け……。どうしても勝てなかったんです。今思えば、自分たちは、まだまだ全国レベルではなかったんだと思います。

忘れられない思い出となった『インターハイ』の県予選 そして、多大な影響を受けた鈴木先生との出会い

高校時代の忘れられない思い出といえば、やはり3年生最後の大会である『インターハイ』の県予選。誰もが、全国大会に進むのは相馬高校だと思っていたんです。それほど、県内では負けていなかったですからね。それなのに、決勝戦で負けてしまったんです。もちろん、かなり悔しかったですよ。でも自分自身は、“負け”から得るものもあると思うんです。“負け”で味わう悔しさは、必ず次につながると思うし、何よりも高いモチベーションになりますから。それを培ったのが、『インターハイ』の決勝戦でした。今は、あの負けがものすごく生きています。

高校での3年間は、バレーボールを通して、人間としてのさまざまなことを教わったと思っています。まさに、今の自分を作ってくれた3年間。それはやはり、担任であり、バレーボール部の監督でもあった鈴木先生の存在が大きいからなんです。
鈴木先生は、人に教える上で“相手に伝えたいことを、的確に言える人”。だから、僕たちも先生の話を素直に聞けたし、先生の言いたいことを理解することができたんです。言葉では上手く表現できないんですけど、物事に対する姿勢であるとか、先生の人となりなどすべてが、自分自身に影響を与えました。

“1本目のレシーブ”の大事さを知った

リベロに転向したのは、東海大学時代。最初は、抵抗がなかったと言えば……やはり、嘘になります。それまでは、エースポジションでアタックをガンガン打っていましたから。それだけに、リベロになってからも、1年間くらいは葛藤がありました。でも徐々に、リベロの楽しさというか、醍醐味を理解できるようになったんです。“1本目のレシーブ”の大事さを知りましたからね。

相手チームのボールを一番最初に受けるのは、基本的にリベロかサイドポジション。その“1本目のレシーブ”の精度によって、自分たちの得点になるか失点になるか、大きく左右されます。当然、責任を感じますよ。1本目は、チームにとって大事ですから。でも、その難しくもある1本目を担うことができる、リベロというポジションに、今は醍醐味を感じています。それに、攻撃を組み立てていく上で、守りはとても重要ですから。

目指すリベロ像……一言でいったら、コンスタントにこなせることかな。やはりレシーブって、タイミングが少しでも狂うと、全部狂ってしまったりするんです。自分にとっての、その試合の一番最初のレシーブって、すごく大事だと思うんです。それが、上がるか上がらないかで、それ以降の自分自身のリズムが狂ってしまうこともありますから。そういう意味では、どんな時でも常に、確実なプレーをコンスタントにこなせることが一番だと思います。だから、決して派手ではなくていいんです。地味に後ろで、ちょこまかちょこまかしてたらいいかな。

酒井大祐
今まで以上に頭も使って、積極的にプレーをしていく

JTサンダーズに入った当初は、自分自身がボールに触ることで精一杯でした。とにかく、「ミスをしないように」と、そればかり考えていたんです。新人ということもあって、先輩たちに対して、伝えたいことをなかなか言えなかったですしね。でもある時、伝えたいことを言わないで、1人でいろいろと葛藤しながらプレーをするよりは、きちんと伝えた方がいいと思ったんです。それに、選抜などで世界を相手に戦ったことも、大きく影響しましたね。
世界のリベロたちに影響を受けたんです。言葉は分からなくても、ジェスチャーなどで何となく分かるじゃないですか。彼らのしぐさやプレーを見ていて、「今のままではいけない」と感じたんです。それからは、チームメイトたちにも積極的に声をかけるようになりました。やはり、バレーボールはチームプレーで成り立っているスポーツだし、言葉を使わなくては、意志や想いはなかなか伝わらないですから。

それだけではなく、“今まで以上に頭も使ってプレーをしなくてはいけない”とも思っています。試合のあらゆる局面に応じて、冷静な判断をしながら、後衛プレーヤーとのつながりを統制していかなければいけないですからね。これからは、チームの勝利のためにも、もっともっと積極的にプレーをしていきますよ。物おじしていたら喰われちゃいますから。

※本記事は2006年8月時点のインタビューに基づいたものです。

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