オーディション前の書類選考では、顔写真が第一印象となり、選考する上で大切な資料になります。ご両親がお子さまを撮影するケースもあれば、ケータイのカメラで自分撮りをするケースもあるかと思いますが、ここではどなたでも実践できる家庭用のデジタルカメラとケータイカメラでの撮影テクニックをご紹介します。
ご興味があるかたは、是非参考にしてみてください。
一般的に広く普及している家庭用のデジタルカメラでオーディション用の写真を撮影するときのテクニックです。
ご両親がお子さまを撮影するシーンを想定して、基本的なことから、ちょっとしたコツまでをいくつか解説していきます。
被写体がはっきりと目立った写真は、その人の魅力も際立たせます。そのためには、背景はスッキリと、被写体を邪魔してしまうものがない場所で撮影する方が望ましいです。
その際、被写体が小さくならないよう、カメラのフレームにお子さまをしっかり入れてくださいね。
また、証明写真のように無表情なものでも問題ありませんが、せっかくのオーディションです。ぜひあなたのステキな笑顔で応募されてはどうでしょうか?
※カメラの接近限界は1m弱程度です
室内で撮影する場合は、柔らかな自然光(太陽の光)が入り込む場所の方がいいですね。暗い場所で撮影すると印象も暗く感じてしまいます。比較的明るい場所で撮影すれば印象も明るくなり、より魅力的に見せられるのではないでしょうか。
どうしても暗いな・・・と感じるときは、フラッシュを使用して明るさを維持するようにしましょう。
被写体を魅力的に撮影するテクニックはたくさんありますが、もっとも大切なのは撮影するカメラマンの意欲です。
よくテレビでも、プロのカメラマンがモデルに声をかけながら撮影しているのを見たことがありますよね。お子さまを撮影するときも一緒で、撮影する本人がプロのカメラマンになったつもりで、声をかけながら撮影現場の雰囲気を作ってみましょう!きっと楽しい撮影会になり、自然な笑顔が引き出されるはずです!
モデル:子ども部門 岩崎 百合
最近のケータイやスマートフォンに内蔵されているカメラなら、家庭用のデジタルカメラに引けをとらない写真が撮影できます。ここでは室内で自分撮りをするシーンを想定して、オーディション用の写真を撮影するコツをご紹介します。
コツとしては、まずカメラに自分を映し、アゴを引き、カメラを少し上から構えます。このとき、アゴがシャープに写りこむ角度があると、スッキリした顔のラインで撮れると思います。
いい位置が見つかったら、目を大きく開いて、息を軽く止めてシャッターを押しましょう。もちろん笑顔も忘れずに!
※やりすぎると顔の輪郭がわからなくなり、印象が良くないのでご注意ください。
デジタルカメラで撮影するときと同様に、昼間の自然光が入る場所がいいのですが、プロのカメラマンによる撮影では、レフ版を置いたり照明を入れたり、被写体をよりよく写すために、あらゆる工夫をしています。
家庭でできるちょっとした小技としては、膝の上に白いハンカチを引いたり、明るい色の床の上で撮影すると、柔らかい光の反射で明るく自然な表情を映し出すことができます。
自分撮りの天敵は“手ブレ”といっても過言ではありません。せっかくキマッた表情が作れても、手ブレによりボケてしまったらせっかくのオーディション写真が台無しです。
多くは腕を挙げた状態が安定せず、シャッターボタンを押すときにブレてしまうのですが、このようなときは、イスに座って上体を安定させたり、ケータイ・スマートフォンを持つ手を何かに乗せて撮影すると、手ブレ防止に効果があります。
上体や腕を固定するとアングルに集中できますし、目線や表情も安定してくると思います。
モデル:成年部門 伊東 海咲
誰かに撮ってもらう場合でも、自分で自分を撮る場合でも、いろんな場所で、いろんな角度から、たくさん写真を撮ってみましょう。何枚も挑戦しているうちに、写真をとおしてお子さま(ご自身)の魅力がもっとも引き出されるアングルがわかり、とっておきの一枚が撮れると思います。
もし書類選考を通過したら、オーディション会場では自信を持って自分をアピールしてくださいね。皆さまのご検討をお祈りしています。