日本人学校における技術・家庭科教育および情報教育の現状(第2報) : 台湾在住の児童・生徒を対象に [in Japanese] Actual Condition of Industrial arts and Home Economics, Information Education in Japanese School (2nd report) : Students in Taiwan [in Japanese]
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Abstract
台北、台中、高雄日本人学校における技術・家庭科関連施設や授業観察などを行い、技術・家庭科教育の実態を明らかにした。また,日本人学校の生徒を対象に技術・家庭科学習および技術・家庭科観、情報機器に関する知識や経験についてアンケート調査を実施した。その結果、次のような知見を得たので報告する。技術・家庭科を男女がともに学習すべきで、日常生活に役立ち、生活に必要な技術を学習する教科としてとらえていた。技術学習では、パソコン使用や木材加工の楽しさを、家庭科学習では調理実習の楽しさを中学部の生徒が回答していた。技術・家庭科学習の必要性を児童・生徒は十分認識しているので、興味・関心を引き出す指導を工夫することが必要である。また、パソコンやインターネットに対して、男女ともに関心が高い現状が明らかになった。したがって、各教科での活用方法を工夫し、IT時代における情報機器の更なる活用を検討すべきである。
Journal
- The research bulletin of the Faculty of Education and Welfare Science, Oita University [List of Volumes]
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The research bulletin of the Faculty of Education and Welfare Science, Oita University 26(1), 151-165, 2004-04 [Table of Contents]
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