JR日高線の復旧問題で、日高総合開発期成会や道などは6月9日、札幌市内のJR北海道本社を訪れ、早期の運行再開を要望した。JR側は被災区域で護岸工事や落石対策などを実施した後に運行再開した上で、被災区域以外の区間の安全対策工事を行うことは可能との認識を示した。JRが運行再開を優先して復旧工事を二段階で行う考えを示したのは初めて。ただ、工費の確保にめどが付かない限り、工事に着手できないと主張した。