【函館】函館市の新湊町会(伊藤辿会長)で、特別会計の資金計2470万円が使途不明になっていることが27日分かった。同町会は管理していた前会長の70代男性が着服した疑いがあるとして返還を求める方針で、告訴も検討している。

 市や町会によると、使途不明になっているのは、同町会が近隣町会と共同管理する砕石場の使用料収入計約1830万円と、墓地管理費計約640万円。17年間ほど会長を務めた前会長が単独で管理してきたといい、最近6年間は総会も開かれないことを不審に思った町会関係者が今月、資金の確認を求めたところ、前会長は特別会計を管理する通帳を開示しなかったという。

 その後の今月中旬、前会長は市内で車を運転中、単独事故で負傷して入院。町会は24日に臨時総会を開き前会長を解任した。

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