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 6月30日のニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均が小幅に値上がりし、前日より23・16ドル(0・13%)高い1万7619・51ドルで取引を終えた。

 前日の取引ではギリシャ財政危機に対する懸念から大幅安となったため、その反動で安値をつけた銘柄を買い戻す動きが広がった。ダウ平均の上げ幅は一時、前日終値に比べ110ドルを超えた。ただ、ギリシャ問題の先行き懸念は根強く、上げ幅は縮まった。

 ハイテク株が中心のナスダック市場の総合指数は、前日より28・40ポイント(0・57%)高い4986・87で取引を終えた。(ニューヨーク=畑中徹)