パッサウ(Passau)は、ドイツ南東部、バイエルン州の都市である。ミュンヘンから電車で2時間強、オーストリア、チェコとの国境に接する。ドナウ川(Donau)、イン川(Inn)、イルツ川(Ilz)の3つの河川がこの地で合流することから、「ドライフリュッセシュタット(Dreiflüssestadt:3河川の街)」の異名を取る。
総面積は69.72km²、人口は約50,000人。教会オルガンとしては世界最大のパイプオルガンを有する聖シュテファン大聖堂(Stephansdom)の所在地として知られる。また、アウクスブルクの和議へと至る流れを決定付けた、「パッサウ条約」の舞台でもある。17世紀後半に、2度にわたる大火災に見舞われ街は灰燼に帰したが、領主司教の働きかけによりバロック様式の街並みが形成された。
1984年4月8日、秋田市と姉妹都市提携を行った。
- 739年:司教座設置
- 740年頃:ニーデルンブルク修道院(Kloster Niedernburg)竣工
- 1050年:聖ポール教会(Stadtpfarrkirche St.Paul)建設
- 1161年:神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世、ニーデルンベルク修道院を司教に寄贈
- 1217年:神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世の命により、パッサウ領主司教国となる
- 1219年:オーバーハウス要塞(Veste Oberhaus)建設
- 1552年:パッサウ条約締結
- 1662年:火災発生
- 1668年:聖シュテファン大聖堂建設
- 1676年:神聖ローマ皇帝レオポルト1世、結婚式を開催
- 1680年:火災発生。
- 1683年:第二次ウィーン包囲に際しレオポルト1世が避難、諸侯にウィーン救援を呼びかける。
- 1690年:司教の楽長にゲオルク・ムッファト就任。1704年まで。
- 1705年:ムッファトの後任楽長にベネディクト・アントン・アウフシュナイター就任。
- 1803年:バイエルン選帝侯領に編入
- 1928年:カハレット・ドナウ水力発電所操業開始
- 1952年:「ヨーロッパ週間」芸術祭開催
- 1978年:パッサウ大学創立
- 1982年:ローマ美術館開館
- 1985年:パッサウ・ガラス博物館(Passauer Glasmuseum)開館
- 1989年:パッサウ市民祭開催
- 1990年:現代芸術美術館開館
外部リンク[編集]
|
ウィキメディア・コモンズには、パッサウに関連するメディアがあります。 |
バイエルン州の郡独立市 |
|
オーバーバイエルン行政管区 |
|
|
|
ニーダーバイエルン行政管区 |
|
|
オーバープファルツ行政管区 |
|
|
オーバーフランケン行政管区 |
|
|
ミッテルフランケン行政管区 |
|
|
ウンターフランケン行政管区 |
|
|
シュヴァーベン行政管区 |
|
|