シルヴィア・シドニー
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シルヴィア・シドニー Sylvia Sidney |
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The Wagons Roll at Night(1941)
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本名 | Sophia Kosow |
生年月日 | 1910年8月8日 |
没年月日 | 1999年7月1日(満88歳没) |
出生地 | アメリカ・ニューヨーク州 |
ジャンル | 女優 作家 |
活動期間 | 1910年 - 1999年 |
配偶者 | Carlton Alsop (1947年 - 1951年) |
主な作品 | |
『疑惑晴れて』 『女学生日記』 『市街』 『暗黒街の弾痕』 『ビートルジュース』 『マーズ・アタック!』 |
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シルヴィア・シドニー(Sylvia Sidney、本名:Sophia Kosow、1910年8月8日 - 1999年7月1日)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身の俳優。
来歴[編集]
サイレント映画時代から70年以上のキャリアを誇るシルヴィアは、ロシア生まれの父とルーマニア生まれの母のもと、ニューヨークのブロンクスに生まれる。幼少期は両親も手を焼くほどの恥ずかしがり屋だったが、次第に舞台女優への憧れを抱き始める。後に演劇学校へ進学し、ブロードウェイで舞台女優として活躍し始める。
1929年に『疑惑晴れて』で本格的に映画デビューを果たす。その後はフリッツ・ラングやアルフレッド・ヒッチコックなどといった巨匠監督の映画に続々出演。特にフリッツ・ラング監督からは重要視されていたようで、何本かの主要作品に出演している。1973年にはアカデミー賞へノミネートされ、その演技を高く評価される。また、作家としての才能も発揮し、70年代に本を出版している。晩年はティム・バートン監督などの映画に出演し、年を重ねてもその健在ぶりを発揮した。
1999年に癌のため死去。
主な出演作品[編集]
映画[編集]
- 疑惑晴れて The Different Eyes (1929)
- 街の風景 Street Scene (1931)
- アメリカの悲劇 An American Tragedy (1931)
- 市街 City Streets (1931)
- 我等は楽しく地獄へ行く Merrily We Go to Hell (1932)
- ミラクルマン The Miracle Man (1932)
- お蝶夫人 Madame Butterfly (1932)
- 舗道 Pick Up (1933)
- 三日姫君 Thirty Day Princess (1934)
- Gウーマン Mary Burns, Fugitive (1935)
- ジェニイの一生 Jennie (1935)
- 激怒 Fury (1936)
- 丘の一本松 THE TRAIL OF THE LONESOME PINE (1936)
- サボタージュ Sabotage (1936)
- 暗黒街の弾痕 You Only Live Once (1937)
- デッドエンド Dead End (1937)
- 真人間 You and Me (1938)
- 東京スパイ大作戦 Blood on the Sun (1945)
- 恐怖の土曜日 Violent Saturday (1955)
- ディーモン/ 悪魔の受精卵 God Told Me To (1976)
- 特攻サンダーボルト作戦 Raid on Entebbe (1977)
- オーメン2/ダミアン Damien/Omen 2 (1978)
- コップキラー Copkiller (1983)
- ビートルジュース Beetlejuice (1988)
- 迷子の大人たち Used People (1992)
- マーズ・アタック! Mars Attacks! (1996)
テレビドラマ[編集]
- ルート66 Route 66 (1961-1964)
- スタスキー&ハッチ Starsky and Hutch (1976)
- 私立探偵マグナム Magnum, P.I. (1983)
- Dr.トラッパー Trapper John, M.D. (1984)
- ファンタジー・アイランド Fantasy Island (1998)