プトゥマヨ川

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コロンビアのプエルト・アシスを流れるプトゥマヨ川
プトゥマヨ川(桃)の流路図

イサ川ポルトガル語: Içá)またはプトゥマヨ川スペイン語: Putumayo)は、アマゾン川の支流のひとつ。ジャプラー川ポルトガル語版スペイン語版英語版(カケタ川)の南を平行に流れ、コロンビアエクアドル、またコロンビアとペルーの国境をなす。この三国ではプトゥマヨ川として知られ、ブラジルに入るとイサ川ポルトガル語: Rio Içá)と呼ばれる。

19世紀後期、フランス人探検家のジュール・クレヴォー(1847年 - 1882年)がこの川を航行した。蒸気船で昼夜さかのぼり続け、河口から1300km上流のクエンビまで、ひとつの難所もなく到達することができた。クエンビから太平洋までは直線距離で320kmしかなく、コロンビア南部のパストの町を経て達することができる。クレヴォーはアンデス山脈のふもとまで、川には岩石が堆積しておらず、河岸は粘土、川底は砂でできていることを発見した。

現在、川は主要な交通路となっている。ほとんどの区間はボートで航行できる。

河岸では畜産や、それにともなう皮革業などが営まれている。生産された皮革やバラタ(ガタパーチャとひじょうによく似ているため、しばしばグッタバラタと呼ばれる)は、マナウスまで船で運ばれる。

2008年3月1日、国境のエクアドル側にいたラウル・レジェスほか14名のコロンビア革命軍 (FARC) のゲリラ兵が、コロンビア軍に殺害された[1]

脚注[編集]

外部リンク[編集]

座標: 南緯3度08分06秒 西経67度58分27秒 / 南緯3.13503度 西経67.9741度 / -3.13503; -67.9741